【シカゴ日本株先物概況】
19日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前日比105円安の2万8550円で終えた。
NYダウは、まちまちな内容の米企業決算を受けて方向感に乏しい展開となる中で、続落した。
主要企業の決算発表への様子見から積極的な売買が手控えられた。日経平均先物も売りが優勢となった。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
28550 ( -30 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
28580 ( 0 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7898.77(-10.67)
19日のFTSE100種総合株価指数は9営業日ぶりに反落した。前日に比べ10.67ポイント(0.13%)安の7898.77で終えた。3月の英消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなり、イングランド銀行(英中央銀行)の利上げ継続を警戒した売りが優勢だった。前日まで8日続伸していたため、目先の利益を確定する目的の売りも出やすかった。エネルギーや資源など商品関連銘柄や資本財が売られた。
個別では、オンライン食品販売のオカド・グループと医療・安全装置メーカーのハルマが2.2%安と下げを主導。小売り大手JDスポーツファッションが1.8%安、ホームセンター大手キングフィッシャーが1.7%安で続いた。
一方、たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコは3.4%高、医療機器大手スミス・アンド・ネフューは2.2%高、賭け屋大手フラッター・エンターテインメントと保険会社ヒスコックスは1.8%高だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 15895.20(+12.53)
19日のドイツ株価指数(DAX)は小幅に続伸した。前日に比べ12.53ポイント(0.08%)高の1万5895.20と、2022年1月以来1年3カ月ぶりの高値で終えた。米金融機関の決算発表が進み、過度な金融システム不安が一段と後退するなか、銀行や保険など金融セクターが買われた。一方、ハイテク株の下落は重荷となった。
個別では、コメルツ銀行が4.5%高と急伸。化学品商社ブレンタークは1.7%高、ハノーバー再保険も1.4%高と買われた。半面、半導体大手インフィニオンは2.6%安、商用車大手ダイムラー・トラックは1.2%安、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズは1.1%安だった。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 7549.44(+15.81)
フランスCAC40種指数は0.21%高だった。
