ジャクソンホール会議を前に為替市場は様子見姿勢が目立ち、ドルは揉み合い継続

[概況]

東京市場で当日安値まで下げたドルは徐々に値を戻し、欧州株式市場の上昇やNY市場で発表された新規失業保険申請件数の予想を下回る減少にドルは109円台半ば付近まで上昇した。
しかし其の後発表された7月中古住宅販売件数は予想を下回り、再び109円付近まで下げたあと、NY株式市場の上昇にドルも買い戻された。そして109円台前半で揉み合いとなり、NY市場終盤に米国債利回りが上昇するとドルは109円台半ばを超え、引け間際に当日高値109.620円まで上昇した。
 
最後も前日比+48.5銭高の109.535円と109円台半ばを回復して引け、ドル以外の主要通貨も上昇して引けた。
 
結局ドルはジャクソンホール会議を前にした109円台前半での方向性の出ない揉み合いが続いたが、其の会議でもイエレンFRB議長やドラギECB総裁がこれまでの金融政策を大きく変えて、市場を驚かす様な発言をするとは考えにくく、会議への関心は高いが方向性は出ず揉み合いが続くのではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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