[概況]
先週末13日(金)は米国がシリア攻撃を実施しないとの見方に為替市場はリスク回避の動きが後退して、ドルは2月21日以来、約50日ぶりの高値107.790円まで上昇した。
其の後14日(土)に米国はシリア攻撃を実施したが、1回だけとされた事で国際情勢の悪化が拡大するとの見方が後退し、週明け16日の外国為替市場はやや円売り優勢で始まった。
今週の米国は16日(月)3月小売売上高、4月NY連銀製造業景気指数、2月対米証券投資、17日(火)3月住宅着工・建設許可件数、3月鉱工業生産・設備稼働率、18日(水)MBA住宅ローン申請件数、ベージュブック、19日(木)新規失業保険申請件数、4月フィラデルフィア連銀景況指数、3月景気先行指数、などが発表予定となっており、株式市場やドルは好調を続ける米国経済を受けた買いと貿易摩擦や国際情勢緊張による売りとのせめぎ合いが継続すると予想している。
シリア情勢や貿易摩擦を考慮しつつも、ドルは押し目買いで良いのではないかと考えている。
[提供:カネツFX証券株式会社]
