ショック安継続への警戒感も買い手控えか

 

 
 
 
【日経平均】
39016円87銭(▲548円93銭=1.39%)
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【TOPIX】
2756.90(▲1.17=0.04%)
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【グロース250】
647.71(△8.81=1.38%)
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【プライム売買高】19億7696万株(△1億8531万株)
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【売買代金】5兆0475億円(△5823億円)
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【値上がり銘柄数】1093(前日:1280)
【値下がり銘柄数】511(前日:324)
【新高値銘柄数】47(前日:41)
【新安値銘柄数】3(前日:1)
【25日騰落レシオ】102.84(前日:97.44)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は3日続落、一時3万9000円台割れ
 2.前日の米ハイテク株安でリスク回避の地合い
 3.エヌビディアが記録的下げ、半導体株に波及
 4.内需系の銘柄が強く、値上がりが3分2占める
 5.売買代金は昨年12月20日以来となる5兆円台
 
 
日経平均は連日の大幅安。
きのうの続きといったような動きで、売買代金上位銘柄の多くが派手に下げた一方、プライム全体では値上がり銘柄が多かった。指数はさえないが、注目度の高い銘柄から資金が離散した結果、物色の裾野は広がっている。半導体株や電線株はAIに対する過度な警戒が和らいだ際には強烈な買い戻しが期待できそうでもあり、リスクオフというほどの弱さはなかった。
 
あすの引け後にはアドバンテストが3Q決算を発表予定。今年に入って10日に10430円まで上昇して上場来高値を更新した銘柄が、直近の下げで8100円台まで水準を切り下げている。決算発表を前にリスク回避で一段安となるのか、それとも決算期待から見直し買いが入るのか。あすの値動きは大きく注目されるだろう。
強く買われるようなら他の半導体株や電線株を刺激する可能性もある。
 
日経平均は取引時間中に3万9000円を割り込む場面があり、4万円は遠のいた。ただ、終値(3万9016円)は75日線(3万9029円、28日時点)に近い。この辺りで下げ止まることができれば、基調が上向く展開も期待できるだろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(28日現在)
 
39719.46  ボリンジャー:+1σ(26週)
39524.63  6日移動平均線
39273.19  25日移動平均線
39231.29  均衡表雲上限(日足)
39226.96  均衡表基準線(日足)
39178.39  均衡表転換線(週足)
39167.74  均衡表転換線(日足)
39128.08  13週移動平均線
39029.66  75日移動平均線
 
39016.87  ★日経平均株価28日終値
 
38984.77  均衡表雲下限(日足)
38732.42  ボリンジャー:-1σ(25日)
38639.40  200日移動平均線
38557.01  26週移動平均線
38491.34  ボリンジャー:-1σ(13週)
38191.66  ボリンジャー:-2σ(25日)
37913.92   新値三本足陰転値
37854.59  ボリンジャー:-2σ(13週)
37650.89  ボリンジャー:-3σ(25日)
37394.56  ボリンジャー:-1σ(26週)
37217.85  ボリンジャー:-3σ(13週)
36791.45  均衡表雲上限(週足)
 
マドを空けての下落となり、25日線、75日線を割り込んだ。一時38886.05円まで下げ幅を広げ、ボリンジャーバンドの-1σ(38732円)に接近する場面もみられた。-1σを割り込まなかったことで下げ渋る動きとなり、その後25日線を捉える動きもみられたが戻り切れず、結局は75日線水準での攻防となった。ローソク足は連日で大陰線を形成。下に残したヒゲはそれほど長くないことから、下へのトレンドは引き続き警戒されやすい。目先的には-1σのほか、200日線が位置する38639円が意識され、同水準を割り込んでくるようだと、-2σ(38191円)が射程に入る。また、一目均衡表では雲下限の攻防となり、踏ん張り処である。39000円水準に位置する雲下限が抵抗として機能してくると、調整が長期化する。
 

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