サプライズなし、だが地合い悪い

[概況]

29日の欧米為替市場は、米国の第1四半期GDP【速報】とFOMCの結果が伝わった。まず、GDPは結果が-4.8%とリーマンショック以来の落ち込みとなったうえ、事前予想の-4.0%も下回った。次にFOMCは、政策金利が据え置かれ(0.00-0.25%)、声明はややハト派の内容に。具体的には「追加支援が必要になるかもしれない」「しばらくはゼロ金利」「急いで利上げする必要はない」という内容で、ゼロ金利政策の継続の再確認と追加緩和が示唆された。
 
これらを受けた米ドル円の動きはことのほか限定的で、106.50円~106.70円で推移した。このような動きとなった理由としては、「FOMCはハト派色だったが、これといって具体的な数字は示されていない」「GDPの予想以上の落ち込みも、このような状況下ではさほど驚くほどの内容ではない」といった、ある意味落ち着いた市場の思惑があるのかもしれない。
 
とはいえ、米ドル円は日足チャートを見ると下値を切り下げてきており、楽観視はできないのが現状だ。本日のGDPとFOMCの内容が改めて蒸し返されれば、売りが強まる可能性は十分ある。その場合に想定される下値は、節目106.00円だろうか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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