【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7860．07（＋16．00）

16日のFTSE100種総合株価指数は4日続伸し、前週末に比べ16.00ポイント（0.20%）高の7860.07で終えた。連日で、終値ベースで過去最高値となった2018年5月以来、4年8カ月ぶりの高値で引けた。中国経済の正常化期待やインフレ鈍化観測が引き続き投資家心理を明るくした。金融株や消費財株、資本財株など景気敏感度の高い銘柄に買いが入った。

半面、終値で過去最高値に接近するなか、高値警戒感から利益確定の売りも出やすく、上値は重かった。

個別では、構成銘柄の約7割が上昇。オンライン食品販売オカド・グループが5．2％高と上昇率トップだった。保険大手プルーデンシャル（2．5％高）も堅調だった。

■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 15134．04（＋47．52）

16日のドイツ株価指数（DAX）は4日続伸した。前週末に比べ47.52ポイント（0.31%）高の1万5134.04と、2022年2月以来11カ月ぶりの高値で終えた。天然ガス価格の大幅下落やインフレ鈍化観測から、ユーロ圏やドイツの経済成長見通しに対する悲観的な見方が薄らいでいる。ヘルスケア株や、自動車や小売りなど消費財株が買われた。
個別では、通販大手ザランド（4．2％高）が買われた。

■フランス・パリ株価指数
CAC40 7043．31（＋19．81）
米国が休場のため様子見ムードが強まる中、小売り関連株や金融関連株に買いが入った。
フランスCAC40種指数は0．29％高だった。