1986年から2014年まで過去10回の衆院選後の日経平均の値動き。
投開票後初日の騰落は3勝7敗と負け越し。
2日目までの通算騰落をみても4勝6敗。
騰落率の単純平均はマイナス0.66%。
■過去10回の衆院選後の日経平均の騰落率
総選挙の年 2営業日後 10営業日後 1カ月後 3カ月後
2014年 ▲3.55 2.06 ▲3.31 10.84
12年 1.90 9.76 8.86 28.99
09年 ▲0.04 ▲0.85 ▲3.81 ▲11.28
05年 1.65 4.87 6.81 21.37
03年 ▲3.97 ▲7.30 ▲4.75 ▲2.13
00年 1.86 2.56 ▲2.30 ▲5.72
1996年 ▲2.26 ▲4.53 ▲1.95 ▲19.11
93年 ▲1.44 0.24 2.17 ▲1.28
90年 ▲1.51 ▲9.08 ▲12.93 ▲14.54
86年 0.79 1.38 ▲1.37 ▲0.91
平均 ▲0.66 ▲0.09 ▲1.26 0.62
電子端末では「株式市場で言われ始めたのはTOPIX先物買いの日経先物売り」との指摘。
先物ベースのNT倍率は9月8日に12.08まで低下。
23日は12.44まで上昇し24日は一時12.38まで低下する場目があった。
9月19日から10月24日の先物ベースのNT倍率と日経先物の相関関係は0.964。
「利益確定したい投資家は多く、日経平均優位の流れが変わった可能性がある」と言う声も聞こえる。
「10月中旬から目立っているのがETFの口数の増減」という指摘もある。
日経平均型である225投信(1321)やETF225(1320)、上場225(1330)は口数が急減していた。
直近は減少が止まり始めた。
出遅れ的に減少が始まったのがTOPIX投(1306)やETFTPX(1305)、上場TPX(1308)。
9月19日から10月24日の日経先物の上昇率は10.21%。
TOPIX先物は7.89%の上昇。
「上昇率の差が縮まるか」は結構課題だ。
「東証1部に昇格する可能性がある銘柄予想」というのはみずほのレポート。
可能性が高い銘柄はシャープ(6753)、アイモバイル(6535)、MSーJapan(6539)、九州リース(8596)、WASHハウス(6537)など。
東証1部に上場した場合の指数インパクトの試算ではシャープは401億円、アイモバイルに5億円、
MS-Japanに4億円、九州リースに6億円、WASHハウスに5億円の買い需要が発生すると予測。
興味深いコメント。
「昇格条件を満たす銘柄は多数存在する。
ただ、企業の能動的アプローチがない限り、実際には昇格しない」。
(櫻井)。
