アノマリー

1月効果を受けて堅調だったNYダウ。
12月から年末にかけては税金対策でのウリ。
ウィンターブレイク(節税売り)とも呼ばれる。
1月になると資金は市場に逆流。
だから1月の株価上昇というのが1月効果。
「1月が堅調なら一年通じて堅調」とうアノマリーもある。
そして2月。
有名なのは「節分天井彼岸底」
ターゲットが3月の春分の日なのか9月の秋分の日なのかは定かではない。
それでも2月上旬までの決算発表での買い優勢。
決算通過で材料不足で売られやすくなるというのが通説だ。
ポイントは3月決算に向けた外資勢の動き。
決算月だけにポジション解消やドレッシング買いなどが登場することもある。
45日ルールが機能するとすれば2月14日バレンタインの株高の説明にもなるのかも知れない。
「1月に日経平均は高値を付けて、2月にかけていったん落ち着き。
3月の年度末にかけて株価上昇。
5月までは順調に推移。
5月に大きな売りが入り株価は値段を下げて6月から9月の低調な相場へと移行。
10月から徐々に株価を盛り返して12月のクリスマス後までに株価を大きく上昇」。
これが一般的なリズムではある。
「10月の日経平均が上昇すると年度の下半期を通じて株価が上昇する確率は8割以上」。
1949年以降10月上昇の場合は31勝6敗で上昇確率83.8%、
平均騰落率はプラス14.20%。
11月→3月の平均騰落率でみてもプラス9.6%。
となると・・・。
昨年10月の月足陽線基準は20400円。
月足陽線で9月高→10月高のアノマリーは成立した。
次は「10月高→翌年2月高」のアノマリーに期待したいところだ。
そして「2月は月足陽線になりやすい」というのもある。
また「花見ラリー」という言葉もある。
「節分から3月下旬4月上旬は株価が堅調」というものだ。
第3四半期決算を通過し通期に期待というのが背景と解釈されている。
3月15日の「裏切りの日」というのもある、
ジュリアス・シーザーは予言者の「3月15日に気をつけろ」という警告を無視。
議会の場に姿を現し、ブルータスに暗殺されたという故事に由来する。
なんでもアノマリーになるものだ。
因みに来週月曜は「スーパーボウルのアノマリー」の日。
AFCとNFC のチャンピオンが対決。
米国プロフットボールの年間王者を決める試合だ。
過去50年で株価との相関性を計測すると・・・。
「NFCチームが勝った場合、80%の確率でその年のNY相場は上昇する」。
このところハズレていてあまり話題になってはいない。
因みにAFC王者はニューイングランド・ペイトリオッツ。
NFC王者はフィラデルフィア・イーグルス。
イーグルスへの応援が必要だろうか。

(櫻井)。

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