[概況]
NY市場で発表されたMBA住宅ローン申請指数は前週比マイナスだったが、12月ADP雇用者数は予想を大きく上回ってドルは買われ、108円に乗せる上昇となった。
しかし其の後発表された新規失業保険申請件数は予想より増加してドルは108円を割れ、NY株式市場が大幅下落で始まり、続いて発表された12月ISM製造業景気指数の予想を大きく下回る結果にドルは売られ、107円割れ近く(107.090円)まで下落した。
其の後は買い戻しも入り、再度108円を回復する場面があったが、株価下落に戻りを売られて直ぐに108円を割れ、揉み合いのあと最後は前日比-1.235円の107.660円と大幅下落で引けた。
株価下落によるリスク回避の動きにドル以外の主要通貨も売られ、ユーロは122円台、ポンドは136円台に落ちるなど、主要通貨の多くが大台を割れる下落となった。アップルの売上見通し下方修正に、市場は米景気後退への警戒感を強めており、朝方のインターバンク市場(クリック365の取引開始前)ではドルが104円台に落ちる大幅下落となった。
これだけの下落を見せられると市場は下値を警戒せざるを得ず、買いは少し待った方が良さそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
