30日大納会の日経平均株価は、もみ合い展開となりそう。
日経平均株価予想レンジは、2万7400円－2万7700円。
NYダウ平均は68ドル安の30335円で取引を終えた。買いが先行したものの、経済対策において現金給付の増額期待が後退して失速。3指数とも小幅に下げて終えた。
米国株は下落したものの前日比では小動き。日経平均はきのう30年ぶりの高値をつけており、売り圧力はさほど高まらないと予想する。
市場では「株価指数先物との絡みで買い戻しの動きが強まった」との声が聞かれる。
年末一段高への期待は後退しそうだが、大発会ではご祝儀的な買いが入る可能性もあることを考えると、仕掛け的な売りも出しづらい。改めての材料には乏しく、薄商いの中で動意も限られるとみるが、きのう到達した節目の27500円を意識しながら、底堅い地合いが続くだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル＝103円台の半ば（29日終値は103円68－69銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝126円台の後半（同126円91－95銭）と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比90円安の2万7480円だった。
【好材料銘柄】
■メドレックス <4586>
マイクロニードルのアプリケータに関する中国特許査定を取得。
■アダストリア <2685>
3-11月期(3Q累計)経常は74％減益・通期計画を超過。
■ピックルスコーポレーション <2925>
今期経常を8％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額。
■不二精機 <6400>
東証が30日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■ブイキューブ <3681>
コンビニエンスストア内に個室型スマートワークブース「テレキューブ」を実証実験として設置。
【主な経済指標・スケジュール】
30（水）
【国内】
大納会
【海外】
米11月NAR仮契約住宅販売指数（12/31 0:00）
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
