もみ合い展開か

 
26日の日経平均株価は、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万3000円-2万3400円。
25日の米株式市場で、NYダウ平均は構成銘柄入れ替えに伴うエクソン・モービルの下落などが重しとなったが、全体としては米中閣僚級貿易協議が再開したことで米中対立への過度な警戒が和らぎ、概ね良好な地合いとなった。S&P500とナスダックは連日で最高値を更新しており、ダウ平均の下落は、ネガティブ視はされないだろう。きのうの日経平均は大幅高で節目の2万3000円を超えており、投資家心理の一段の改善が見込まれる。
 
ただ、手掛かり材料難のなか、日経平均株価は2月の新型コロナウイルス感染拡大前の水準を回復したことで、目先的な達成感から戻り待ちの売りが出ることも予想され、弱含む場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(25日終値は106円18-20銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の後半(同125円57-61銭)とやや円安方向にある。輸出関連銘柄には、下支え要因として意識されそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所終値比30円安の2万3300円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■大戸屋ホールディングス<2705>
コロワイド<7616>が同社へのTOB期限を9月8日まで延長し、買い付け予定数の下限を現保有分を加味した所有割合の45%から40%に引き下げる。
 
■アセンテック<3565>
上期経常を一転33%増益に上方修正・最高益、通期も増額。
 
■タカショー<7590>
上期経常を2.2倍上方修正、通期も増額、配当も3円増額。
 
■アニコム ホールディングス<8715>
9月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
 
■カルナバイオサイエンス<4572>
炎症性免疫疾患を対象として開発を進めているBTK阻害剤AS-0871の第I相臨床試験で被験者への投与を開始。
 
■ロゼッタ<6182>
スマートマスクを開発するドーナッツロボティクスと資本業務提携。
 
■ミナトホールディングス<6862>
インテリジェント・ステレオカメラを利用した位置検出システムの開発に向けた実証実験を開始。クレーンを用いた荷役作業の正確で迅速なオペレーションが期待される。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
26(水)
【国内】
《決算発表》
リクルートHD、アイフリーク、タカショー
 
【海外】
米7月耐久財受注(21:30)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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