もみ合い展開か

 
日経平均株価は大幅上昇。終値で2万2700円台に乗せ、7月7日のザラ場高値2万2742円も上回った。米国で新型コロナ治療薬への開発期待が高まり幅広い銘柄に買いが広がった。国内でETFの分配金捻出に関する売りが一巡したことも需給面の不安感が和らいだようだ。中国上海株が上昇したこともザラバの押し上げ材料に。本日は好材料続きだが出来高はさほど増えず、株高の割に盛り上がりも今ひとつであった。
ただ、2万2500円近辺の攻防を上に抜けてきたようでもあり、この先、2万3000円や6月9日の高値2万3185円を試しに行く展開も期待できるだろう。
 
明日14日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
米製薬ギリアド・サイエンシズは現地10日、新型コロナウイルスの治療薬として臨床試験中の抗ウイルス薬「レムデシビル」について、重症患者の死亡率が低下し症状も改善したと発表した。経済活動の正常化への思惑を高め、同日の米国株式が上昇し、週明け13日の日本株高につながった。
治療薬への期待感は引き続き下支え要因として意識されようが、新型コロナウイルスの感染拡大懸念は引きずったままであり、「日米決算も控え、積極的には買えない」との声が聞かれた。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
 
25166.14  ボリンジャー:+2σ(26週)
24008.25  ボリンジャー:+2σ(13週)
23386.89  ボリンジャー:+3σ(25日)
23146.97  ボリンジャー:+1σ(26週)
23070.20  ボリンジャー:+2σ(25日)
22863.73  新値三本足陽転値
22823.46  均衡表雲上限(週足)
 
22784.74  ★日経平均株価13日終値
 
22753.50  ボリンジャー:+1σ(25日)
22731.28  ボリンジャー:+1σ(13週)
22562.10  6日移動平均線
22436.80  25日移動平均線
22412.15  均衡表転換線(日足)
22357.84  均衡表基準線(日足)
22120.10  ボリンジャー:-1σ(25日)
22113.36  均衡表雲下限(週足)
21915.91  200日移動平均線
21803.41  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
25日線やその上に位置して本日上向き転換した5日線上に復帰し、短期的な地合いは買い手優勢へ一気に戻った格好。ローソク足は胴体が長く上ヒゲのない陽の丸坊主を示現し、強い買い意欲を窺わせた。
一目均衡表で横ばいだった転換線が上向きとなったほか、ボリンジャーバンドでは終値は+1σ上にシフトし、もみ合い相場からの上放れを窺う形状となった。
 

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