16日の日経平均株価は、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、2万2700円－2万3100円、
米国株の上昇要因は東京株式市場ではきのう先んじて織り込んでいる。きのう15日に大幅高となった反動が警戒される
シカゴ日経平均先物はきのうの日経平均終値（22945円）を若干下回っており、下落からのスタートも想定される。節目の2万3000円に迫っていることもあり、上値追いには慎重になりやすい局面。ただ、ナスダックが失速しながらも持ち直すなど、米国株の強い基調が続いていることから、売り込む流れにはなりづらいだろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比60円安の2万2890円だった。
日本時間の午前11時には中国の4－6月期GDP（国内総生産）をはじめ、6月工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資が発表される。米中対立が警戒されるなか、各指標の内容を確認したいとして、手控えムードが広がる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル＝106円台の後半（15日終値は107円01－02銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝122円前後（同122円34－38銭）とやや円高方向にある。
【好材料銘柄】
■グリムス <3150>
8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■ジェネレーションパス <3195>
6月売上高は前年同月比77.7％増と高成長が続いた。
■メディアドゥ <3678>
3-5月期(1Q)経常は61％増益で着地。
■テラスカイ <3915>
3-5月期(1Q)経常は66％増益で着地。
■ナノキャリア <4571>
核酸医薬品などの創薬ベンチャーであるアキュルナを吸収合併する。
■ソレイジア・ファーマ <4597>
ジーンケア研究所の新規核酸医薬開発候補品に関する独占交渉権を取得。
■北川精機 <6327>
前期経常を32％上方修正。
■ベイカレント・コンサルティング <6532>
3-5月期(1Q)税引き前は83％増益で着地。
■きずなホールディングス <7086>
今期税引き前は38％増益へ。
■東京衡機 <7719>
3-5月期(1Q)経常は4.8倍増益で着地。
■デサント <8114>
非開示だった今期経常は21％増益へ。
■日本取引所グループ <8697>
日経平均株価の構成銘柄に7月29日から採用。ソニーフィナンシャルホールディングス <8729> を除外する。ソニーによるTOB実施で将来の上場廃止の可能性が極めて高くなったと判断。
■協和コンサルタンツ <9647>
上期経常は39％増益・通期計画を超過。
■ベルーナ <9997>
6月売上高は前年同月比22.3％増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
■ファーマライズホールディングス <2796>
今期経常は14％増益へ。
【主な経済指標・スケジュール】
16（木）
【国内】
予定はありません
【海外】
中国4-6月期GDP（11:00）
中国6月鉱工業生産（11:00）
中国6月小売売上高（11:00）
中国6月固定資産投資（11:00）
ECB定例理事会（ラガルド総裁会見）
米6月小売売上高（21:30）
米7月フィラデルフィア連銀景気指数（21:30）
米5月企業在庫（23:00）
米5月対米証券投資（7/17 5:00）
《米決算発表》
バンクオブアメリカ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アボット・ラボラトリーズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
