もみ合い展開か

 
30日の日経平均は続落。181円10銭安の2万3656円62銭(出来高概算7億9000万株)で、2019年大納会の取引を終えた。
市場参加者が限られる中、断続的なインデックス売買によって、寄り付き直後には23658.49円まで下落幅を広げる局面もみられた。その後は、日経平均は2万3700円を挟んでのこう着が続いていたが、為替市場の円高なども重石となり、結局は前場の安値を割り込んで本日の安値で取引を終えている。
 
年間騰落では18.2%の上昇。終値ベースでは大発会が安値(1万9561円、1/4)となり、12月に年初来高値を更新(2万4066円、12/17)と、トレンドとしては右肩上がりであった。TOPIX(+15.2%)、マザーズ指数(+10.5%)、ジャスダック平均(+19.6%)、REIT指数(+20.9%)とおしなべて2桁の上昇となっており、運用環境は良好であったと言える。
 
日経平均は12月単月でみると1.6%の上昇で、中盤以降に上値が重くなった割には健闘したと言える。年末売りをこなしつつ、月間ではプラスとなったことから、まだしばらくは上昇基調が継続するとみて良いだろう。
 
来週はもみ合い展開か。大発会では休場の間の海外動向の影響を大きく受けるだろう。
ただ、悲観ムードが強まった前年と比べると、年末年始の波乱の要素は少ない。
足元で米国株が高値圏で推移している一方、12月後半の日本株は米国株の上昇には乗り切れていない。これらの点から強弱感は定まりづらく、一時的に上下どちらかに振れたとしても、週の中でそれを修正する動きが出てくると予想する。
新しい年になることで、テーマ性のある銘柄には物色が向かいやすい。また、ファストリや安川電機など注目度の高い企業の決算が出てくることから、個別重視の様相が強まると考える。
 
 
■テクニカル・ポイント(30日現在)
 
25571.92  ボリンジャー:+3σ(26週)
24976.20  ボリンジャー:+3σ(13週)
24467.25  ボリンジャー:+2σ(26週)
24422.62  ボリンジャー:+3σ(25日)
24387.53  ボリンジャー:+2σ(13週)
24153.51  ボリンジャー:+2σ(25日)
23884.39  ボリンジャー:+1σ(25日)
23851.36  均衡表転換線(日足)
23808.97  6日移動平均線
23798.87  ボリンジャー:+1σ(13週)
 
23656.62  ★日経平均株価30日終値
 
23615.28  25日移動平均線
23567.95  均衡表基準線(日足)
23408.92  均衡表転換線(週足)
23362.58  ボリンジャー:+1σ(26週)
23346.17  ボリンジャー:-1σ(25日)
23210.20  13週移動平均線
23141.55   新値三本足陰転値
23077.05  ボリンジャー:-2σ(25日)
23048.84  均衡表雲上限(日足)
22842.69  75日移動平均線
22807.94  ボリンジャー:-3σ(25日)
 

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