18日の日経平均株価は、売り買い交錯のなか上値の重い展開が想定される。
日経平均の予想レンジは2万3950円-2万4150円。
米景気の改善期待からNYダウ平均は前日比31ドル高の2万8267ドルで終え連日で最高値を更新した。ただ、クリスマス休暇に入った投資家も多く、上値追いの勢いは限られた。
日経平均も同様に上昇ピッチの速さを警戒する市場参加者が増えており、利益確定目的の売りが相場の重荷となるだろう。2万4000円を下回る場面も想定されるだろう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所終値比10円安の2万4000円だった。
売り急ぐ動きはみられていないもようだが、買い手掛かりに乏しいことから、方向感の出づらい展開となりそう。消去法的に値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向いそうだ。
日程では、きょうから19日まで日銀の金融政策決定会合が開かれる。財務省が11月の貿易統計を公表する。新規株式公開(IPO)では東証マザーズにJTOWER(4485)とバイセル(7685)、ユナイト(4486)が新規上場する。海外ではタイ中銀による政策金利発表、12月の独Ifo景況感指数など。
【好材料銘柄】
■CDS <2169>
今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額。
■アスクル <2678>
上期経常が3.5倍増益で着地・9-11月期も75%増益。
■中村超硬 <6166>
和泉工場の不動産売買契約を締結。20年3月期に売却益約3.5億円を特別利益に計上する。
■GMOペパボ <3633>
東証は24日付で東証2部に市場変更する。
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
田辺三菱製薬 <4508> グループとの委受託基本契約の契約期間を1年間延長。また、「CBA-1535抗体」の臨床開発に向けた治験薬製造における製造委託パートナーにスイスCelonic社を選定。
■ブランジスタ <6176>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.12%にあたる30万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は20年1月6日から20年9月30日まで。
■エスクリ <2196>
結婚式場「ラヴィマーナ神戸」の運営と同施設の衣裳事業を譲受。
■クラボウ <3106>
発行済み株式数の3.45%にあたる80万株の自社株を消却する。消却予定日は12月24日。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
18(水)
日銀金融政策決定会合(~12/19)
11月貿易収支(8:50)
《決算発表》
コーセル、カイカ、ツルハHD
【海外】
独12月Ifo景況感指数(18:00)
《米決算発表》
マイクロン・テクノロジー、ゼネラルミルズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
