もみ合い展開か

18日の日経平均株価は小幅ながら続伸し、3万2042円(前日比1円高)引けとなった。
朝方は、17日の米ハイテク株安が重しとなり、売りが先行した。日経平均はいったん上げに転じたが、再度軟化し、前場前半には下げ幅が一時170円を超えた。一巡後は再度プラス圏入りし、後場終盤には60円強上昇する場面もあった。
18日に半導体開発で英アーム、台湾積体電路製造(TSMC)と協業すると発表したソシオネクスが上伸し、他の半導体関連株にも買いが波及し、指数を支えた。
テクニカル上では、きのうに続き3万2000円を挟んで一進一退の展開であり、「新たな材料待ち」との声が聞かれた。
 
あす19日の日経平均株価はもみ合い展開か。
引き続き米長期金利・株式動向にらみの展開ながら、中東情勢に対する不透明感を引きずったままであり、その行方にも注視する必要があるだろう。国内では手掛かり材料に乏しい上、主要企業の4-9月期決算を控えおり、積極的な売買は期待しにくいだろう。
 
米国では本日、テスラやネットフリックスが決算を発表予定であることから、あすの東京株式市場ではグロース株の注目度が高まると思われる。好内容が確認できれば、半導体株はグロース株の筆頭格として、マーケット内での存在感を一段と高めることになるだろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
 
32897.35  ボリンジャー:+1σ(25日)
32855.77  ボリンジャー:+1σ(13週)
32555.18  均衡表雲上限(日足)
32519.03  均衡表雲下限(日足)
32387.96  75日移動平均線
32228.01  13週移動平均線
32173.98  25日移動平均線
32081.46  6日移動平均線
32060.99  均衡表転換線(週足)
32060.99  均衡表基準線(日足)
 
32042.25  ★日経平均株価18日終値
 
31870.83  26週移動平均線
31600.26  ボリンジャー:-1σ(13週)
31549.20  均衡表転換線(日足)
31450.62  ボリンジャー:-1σ(25日)
31007.28  均衡表基準線(週足)
30972.50  ボリンジャー:-2σ(13週)
30727.26  ボリンジャー:-2σ(25日)
30656.04  ボリンジャー:-1σ(26週)
30526.88   新値三本足陰転値
30344.74  ボリンジャー:-3σ(13週)
30136.97  200日移動平均線
 
ローソク足は寄り引けほぼ同値の小陽線から上下にヒゲを出して2日連続の十字線を描き、32000円前後での売り買い拮抗状態を強く示唆する形となった。前日に続いて25日移動平均線下方に位置する5日線を終値で下回って上値の重さを窺わせる一方、5日線自体は上向きをキープして一定の買い圧力を確認する形にもなった。週足では、本日終値は株価下方で上昇中の26週線と株価上方で下降中の13週線のほぼ中間に位置し、相場の煮詰まりとその後のもみ合い圏離脱を待つ形状となっている。
 

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