27日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万2400円-3万2800円を想定。(26日終値3万2668円34銭)
米国株はまちまち。3指数とも議長会見を受けて強含む場面があったが、ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落。ダウ平均は82ドル高の35520ドルで取引を終えた。サプライズもなかった。米金利が低下したことでドル高(円安)が期待しづらくなることが、きょうの日本株にはネガティブに作用すると予想する。
きょうからあす28日にかけて開催される日銀金融政策決定会合では、イールドカーブコントロールの修正観測もあり、積極的な売買にはつながりにくいとみられ、模様眺めムードが広がりそう。4-6月期決算発表の本格化から、個別株への物色が中心になるとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の前半(26日は140円64-66銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=155円台の半ば(同155円68-72銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比70円安の3万2530円だった。
【好材料銘柄】
■アプリックス <3727>
OMOプラットフォームを提供するTangerineと資本業務提携。「MyBeaconシリーズ」を中心とする相互ビジネスの加速を目的とした協業を開始。
■リボミック <4591>
NEDOが実施する量子・AIハイブリッド技術のサイバ-・フィジカル開発事業に研究課題「量子・AI次世代創薬」が採択。
■大塚商会 <4768>
上期経常を11%上方修正・4期ぶり最高益、通期も増額。
■JFEシステムズ <4832>
4-6月期(1Q)経常は45%増益で着地、今期配当を10円増額修正。
■櫻護謨 <5189>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■エヌエフホールディングス <6864>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■フジオーゼックス <7299>
今期経常を一転76%増益に上方修正、配当も20円増額。
■未来工業 <7931>
4-6月期(1Q)経常は76%増益で着地。
■カプコン <9697>
4-6月期(1Q)経常は2倍増益で着地。また、コンシューマゲーム開発における3DCG制作技術を強みとするソードケインズスタジオの全株式を取得し子会社化。
■クレオ <9698>
4-6月期(1Q)経常は95%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
27(木)
【国内】
日銀金融政策決定会合(~7/28)
2年国債入札
《決算発表》
信越化、武田、中外薬、キヤノン、NRI、オムロン、東ガス、富士電機、MonotaRO、日立建、新電工、野村不HD、日清粉G、きんでん、日野自、ゼオン、航空電、MARUWA、邦ガス、相鉄HD、アマノ、日ガス、アイカ工、四国電、東海理化、メイテック、トクヤマ、フューチャー、AREHD、シンプレクスH、システナ、邦チタニウム、菱鉛筆、太平洋、マクセル、愛三工、ハマキョウ、ナガセ、ゴールドクレ、SBテクノロジ、大阪製鉄、フタバ、SBIGアセット、エスリード
【海外】
ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)
米4-6月期GDP速報値(21:30)
米6月耐久財受注(21:30)
米6月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
米7年国債入札
《米決算発表》
マスターカード、マクドナルド
《韓国決算発表》サムスン電子
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
