15日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万3300円-3万3700円を想定。(14日終値3万3502円42銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方で、S&P500とナスダックが上昇。ダウ平均は232ドル安の33979ドルで取引を終えた。6月FOMCでは大方の予想通り利上げは見送られた。
市場の注目は日銀会合の結果や国内政局に移り、下げづらい地合いが続くと予想する。
海外投資家の買いが指摘される一方、急ピッチな上昇から短期的な過熱感も警戒されることから、強弱感が対立しそうだ。きょうからあす16日にかけ、日銀の金融政策決定会合が行われ、政策の変更はないとの見方が多いもようだが、様子見姿勢が強まる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=140円前後(14日は139円98-140円00銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=151円台の半ば(同151円02-06銭)と円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比60円安の3万3490円だった。
【好材料銘柄】
■Hamee <3134>
前期経常が上振れ着地・今期は48%増益へ。
■ジャストプランニング <4287>
2-4月期(1Q)経常は29%増益で着地。
■ロングライフホールディング <4355>
MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。社外取締役の浜田仁氏が代表を務めるNPMI-LLHがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株186円で14日終値を20%上回る水準。買い付け期間は6月15日から7月27日まで。
■Link-U <4446>
今期経常を92%上方修正。
■ステムリム <4599>
8-4月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
■パーク24 <4666>
今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、タイムズパーキングの5月売上高は前年同月比5.7%増と増収基調が続いた。
■モイ <5031>
2-4月期(1Q)経常は85%増益で着地。また、クリエイタープロデュース事業を展開するSTPRと資本業務提携。
■ファーストロジック <6037>
7月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。8-4月期(3Q累計)経常は9%増益で着地、今期配当を1円増額修正。
■マネジメントソリューションズ <7033>
上期経常が3.7倍増益で着地・2-4月期も17倍増益。
■ピアズ <7066>
未定だった今期配当を25.45~27.65円に修正。
■クラシコム <7110>
今期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ、初配当40円を実施へ。
■グローバルスタイル <7126>
2-4月期(3Q)経常は86%増益、未定だった今期配当は26円実施、実質24%増配。
■フジ・コーポレーション <7605>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.1%にあたる100万株(金額で14億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月19日から24年6月18日まで。また、今回取得した自社株はすべて消却する予定。
■ダブルエー <7683>
2-4月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。また、中期経営計画を策定。26年1月期に営業利益40億円(23年1月期実績は11.8億円)を目指す。
■MICS化学 <7899>
前期経常が上振れ着地・今期は28%増益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ。
■明豊エンタープライズ <8927>
8-4月期(3Q累計)経常が2.7倍増益で着地・2-4月期も3倍増益。
■AB&Company <9251>
上期最終は75%増益で着地、未定だった今期配当は28.07円実施。
【主な経済指標・スケジュール】
15(木)
【国内】
《決算発表》
日銀金融政策決定会合(~6/16)
5月貿易収支(8:50)
4月機械受注(8:50)
【海外】
中国5月鉱工業生産(11:00)
中国5月小売売上高(11:00)
中国5月都市部固定資産投資(11:00)
ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)
米5月小売売上高(21:30)
米6月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米6月フィラデルフィア連銀景気指数(21:30)
米5月鉱工業生産(22:15)
米4月対米証券投資(6/16 5:00)
《米決算発表》
アドビ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
