28日の東京株式市場は反発後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは、2万8400円-2万8800円を想定。(27日終値2万8457円68銭)
朝方は、現地27日の米国株式が大幅に上昇した動きを受け、買い優勢スタートとなろう。ただ、買い一巡後は、週末と月末が重なるうえ、日銀金融政策決定会合と取引時間終了後の植田和男総裁の記者会見を控えることもあり、模様眺めムードが広がる場面もありそう。決算発表の本格化で、好業績銘柄への個別株物色が中心になるとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の後半(27日は133円78-79銭)、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の半ば(同147円82-86銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比270円高の2万8710円だった。
【好材料銘柄】
■山崎製パン <2212>
1-3月期(1Q)経常は26%増益で着地。
■伊勢化学工業 <4107>
1-3月期(1Q)経常は66%増益で着地。
■グローバルセキュリティエキスパート <4417>
今期経常は47%増で6期連続最高益、前期配当を1円増額。
■イーソル <4420>
世界初となる次世代プロセッサIP(RISC-V)向けエッジコンピューティングのための包括的なソフト開発環境の実現に成功。
■参天製薬 <4536>
前期最終を赤字縮小に上方修正。
■カバー <5253>
前期経常を54%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■カナレ電気 <5819> [東証S]
上期経常を一転4%増益に上方修正。
■小森コーポレーション <6349>
前期経常を22%上方修正。
■マキタ <6586>
今期最終は2.8倍増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.14%にあたる310万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。
■ルネサスエレクトロニクス <6723>
1-3月期(1Q)最終は76%増益で着地、未定だった上期配当は無配継続。
■スミダコーポレーション <6817>
1-3月期(1Q)最終は3.6倍増益で着地。
■三井E&S <7003>
前期経常を4倍上方修正。
■未来工業 <7931>
今期経常は39%増で10期ぶり最高益、64円増配へ。
■小松ウオール工業 <7949>
前期経常が上振れ着地・今期は25%増益、25円増配へ。
■日本エスコン <8892>
1-3月期(1Q)経常は7.7倍増益で着地。
■関西電力 <9503>
今期経常は黒字浮上で19期ぶり最高益更新へ。
【主な経済指標・スケジュール】
28(金)
【国内】
3月失業率(8:30)
3月有効求人倍率(8:30)
4月都区部消費者物価指数(8:30)
3月鉱工業生産(8:50)
3月商業動態統計(8:50)
3月住宅着工統計(14:00)
植田日銀総裁会見
日銀が経済・物価情勢の展望を公表
《決算発表》
ソニーG、村田製、三菱電、コマツ、ZHD、エムスリー、レーザーテク、TDK、NEC、JR西日本、商船三井、SGHD、中部電、大東建、積水化、TOTO、CTC、東電力HD、京成、エプソン、東武、小田急、セガサミーHD、SCSK、LIXIL、特殊陶、ガイシ、ポーラオルHD、テクノプロHD、ナブテスコ、メルカリ、BIPROGY、大和工、東北電、日本M&A、南海電、ソシオネクスト、カゴメ、SMS、アルプスアル、エフピコ、中国電、三菱倉、日電硝、NESIC、コクヨ、九電工、大特鋼、アイカ工、関電工、M&A総研H、兼松エレク、アンリツ、スカパーJ、トクヤマ、DTS、トランスコスモ、東亜合成、Tナカヤマ、エネクス、山特鋼、都競馬、M&Aキャピ、北國FHD、牧野フ、ユナイテド海、菱鉛筆
【海外】
ユーロ圏1-3月期GDP(18:00)
米3月個人消費支出・個人所得(21:30)
《米決算発表》
シェブロン、エクソン・モービル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
