もみ合い展開か

27日の東京株式市場は、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万7200円-2万7500円を想定。(24日終値2万7385円25銭)
先週末の米国株は上昇。NYダウ平均は132ドル高の32237ドルで取引を終えた。

前週末24日の日経平均株価は、下げ渋る動きながら小幅続落して取引を終えている。現地24日の米国株式は続伸したが、手掛かり材料に欠ける中、金融システム不安もくすぶることから、様子見姿勢が強まりそう。
一方、3月決算銘柄は29日が配当権利の最終売買日となることから、下値には権利取りの動きもみられそう。

今週はIPOラッシュ週で、先週上場した銘柄も含めてIPO銘柄の売買は活況が見込まれる。金融株は買いづらいが、それ以外が物色されることで、指数は値を保つだろう。

為替相場は、ドル・円が1ドル=130円台の半ば(前週末24日は130円25-27銭)と小動きだが、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の後半(同141円03-07銭)と円高方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同24日の大阪取引所清算値比65円安の2万7115円だった。

【好材料銘柄】 

■桜ゴム <5189> 
今期経常を77%上方修正、未定だった配当は25円増配。

■三ッ星 <5820> 
4月20日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。

■テクノスマート <6246> 
今期配当を35円増額修正。また、中期経営計画を策定。28年3月期に営業利益28億円(23年3月期計画は23億円)を目指す。また、DOE(純資産配当率)の目標水準を1%から5%以上に引き上げる。

■西華産業 <8061> 
今期経常を一転57%増益に上方修正・16期ぶり最高益、配当も20円増額。

■岡三証券グループ <8609> 
未定だった今期配当は5円増配。また、新たな株主還元方針を発表。総還元性向50%以上を指標目標として設定するほか、新中期経営計画の対象期間(28年3月まで)において、PBR1.0倍を超えるまで年間10億円以上の自己株式取得を継続的に実施する。

■セレスポ <9625> 
今期配当を27円増額修正。

【主な経済指標・スケジュール】

27(月)
【国内】
2月企業サービス価格指数(8:50)

【海外】
独3月Ifo景況感指数
米2年国債入札

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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