30日の東京株式市場は反発後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7700円-2万8200円を想定。(29日終値2万7878円96銭)
米国株は下落。ダウ平均は184ドル安の32098ドルで終了。米10年債利回りが3.1%台まで上昇しており、FRBの金融引き締め長期化を警戒した売りが優勢となった。
日経平均株価は、きのう29日に大幅に下落した反動や、短期的なリバウンドを狙った買いが先行するとみられる。ただ、心理的なフシ目の2万8000円近辺では、戻り待ちの売りも控えているとみられ、上値は重くなる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の半ば(29日は138円69-71銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=138円台の半ば(同137円89-93銭)と円安方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比125円高の2万8035円だった。
【好材料銘柄】
■北野建設 <1866>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.03%にあたる25万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月1日から23年3月17日まで。
■不二電機工業 <6654>
今期経常を一転14%増益に上方修正。
■元気寿司 <9828>
4-6月期(1Q)経常は42倍増益で着地。
■マーチャント・バンカーズ <3121>
子会社娯楽TVメディア・コンテンツが番組制作会社のエス・フィールドと資本業務提携。
■古河機械金属 <5715>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.19%にあたる85万株(金額で10億6760万円)を上限に、8月30日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■NEC <6701>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.46%にあたる670万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月30日から23年3月31日まで。
■インターアクション <7725>
イメージセンサー検査関連製品の大口受注を獲得。受注金額は5.7億円、契約納期は23年6月~11月を予定。
■オリンパス <7733>
科学事業子会社エビデントの全株式を米ベインキャピタルに4276億円で売却する。
【主な経済指標・スケジュール】
30(火)
【国内】
7月失業率(8:30)
7月有効求人倍率(8:30)
2年国債入札
【海外】
米6月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米8月消費者信頼感指数(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
