週明けの日経平均株価は3日ぶりに反発。終値は前週末比202円高の2万8640円だった。前週末の米国株が上昇した流れを受けて序盤から300円超えの反発に。
買い一巡後はオミクロン株への警戒感などからじわじわと上げ幅を縮めていった。寄り前に発表された12月の日銀短観は大企業製造業の業況判断指数がプラス18と事前予想通りで材料とならず。国内景気は改善傾向にあるものの勢いは鈍いようだ。相場全体には緩慢な景気回復がそのまま表れているようである。FOMCをにらみ、積極的な売買は手控えられた。
値下がり銘柄が多く、全体的には手詰まり感が強かったが、実体の長い陰線を形成したわけではなく、終値(2万8640円)では5日線(2万8623円、13日時点)を上回っている。
あす14日の日経平均株価はもみ合い展開か。
現地14-15日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、見極めたいとの空気は強く、様子見気分に傾きやすい。市場では、「ある程度織り込んでいるとはいえ、結果を見ないで見切り発車はできない」との見方が大勢だ。無事通過となれば、アク抜け感から年末高期待が強まるとの声もあるが、米利上げへの警戒感が米国株の調整につながり、日本株の重しになるとの読みもあり、一方的にポジションを傾けづらいだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
29609.42 ボリンジャー:+1σ(26週)
29057.96 75日移動平均線
28994.44 均衡表雲上限(日足)
28973.99 13週移動平均線
28944.17 25日移動平均線
28881.95 均衡表雲下限(日足)
28877.67 200日移動平均線
28875.30 均衡表基準線(週足)
28774.77 均衡表転換線(週足)
28774.77 均衡表基準線(日足)
28682.61 26週移動平均線
28640.49 ★日経平均株価13日終値
28612.39 均衡表雲上限(週足)
28507.89 6日移動平均線
28334.69 ボリンジャー:-1σ(13週)
28254.67 ボリンジャー:-1σ(25日)
28248.45 均衡表転換線(日足)
27755.80 ボリンジャー:-1σ(26週)
27753.37 新値三本足陰転値
27695.39 ボリンジャー:-2σ(13週)
先週の上値抵抗線だった200日移動平均線(本日28877.67円)を上回る場面はなく、ローソク足は3本連続陰線を引いて上値での売り圧力の強さを見せつけた。反面、終値は上向きの5日線上方にとどまり、買い圧力強さも確認された格好。
一目均衡表では基準線と転換線がともに横ばいで引けており、短期的には方向感の出にくい相場が続きそうだ。
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