あす15日の日経平均株価目先は方向感が出づらくなりもみ合い展開か。
2万8500円より下では買いが入るが、2万9000円近辺では戻り売りが上値を押さえるといった地合いが続きそうだ。今晩、米国ではパウエルFRB議長が議会証言を行う。
足元では米国の長期金利がやや不安定となっているだけに、議長の発言にマーケットが振らされるかもしれない。とは言え、ここでFRBのスタンス変更を意識させるような目新しい材料が飛び出すとは思えない。今晩の米国株が同氏の発言を受けて大きく動いたとしても、翌日には逆の反応が出てくる可能性がある。落ち着いた行動を心掛けたい。
国内発の手掛かり材料に乏しい上、今月下旬から主要企業の4-6月期決算発表が本格化するスケジュールをにらみ、決算待ちの状態が続き、様子見気分に傾きやすい。また、新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感も消えておらず、積極買いは期待しづらい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(14日現在)
29126.65 ボリンジャー:+1σ(25日)
29049.78 均衡表基準線(週足)
29016.53 26週移動平均線
28936.61 75日移動平均線
28796.96 均衡表雲上限(日足)
28768.88 13週移動平均線
28768.01 25日移動平均線
28719.37 均衡表雲下限(日足)
28608.49 ★日経平均株価14日終値
28450.13 均衡表転換線(週足)
28450.13 均衡表基準線(日足)
28425.76 ボリンジャー:-1σ(26週)
28409.37 ボリンジャー:-1σ(25日)
28386.86 6日移動平均線
28364.13 ボリンジャー:-1σ(13週)
28135.86 均衡表転換線(日足)
28050.73 ボリンジャー:-2σ(25日)
27959.38 ボリンジャー:-2σ(13週)
27834.98 ボリンジャー:-2σ(26週)
27692.09 ボリンジャー:-3σ(25日)
27601.50 200日移動平均線
ローソク足は下落したが安値は一昨日水準を上回ったほか、株価下では5日線が上向きをキープして下値切り上げトレンド継続を示唆している。ただ、一目均衡表では雲下限を下回って推移し、再び三役逆転となって形成は売り手優位。ストキャスティクスではともに80%台の高値圏で下向きの%Kが%Dを上から下に抜けており、短期的な下落圧力再燃に警戒が必要となろう。
