9月3日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2700円-2万3000円。
日経平均株価は前週、2万3000円を付ける場面がみられたものの、戻り待ちの売りなどで上値は重く、終値ベースでの2万3000円台乗せは達成できなかった。
週初も手掛かり材料が少なく、方向感に乏しい展開となりそうだ。
米国とカナダとの交渉は、今週5日に再協議する方向。ただ、すんなり合意とならなかったため、日本株は上値の重い展開が想定される。
今晩の米国市場が休場で、日経平均も連騰記録が途切れた後でもあり、商い自体が手控えられる可能性が高い。もみ合いに近い格好になりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(前週末8月31日終値110円80-81銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同129円45-49銭)と円高に傾いている。
値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かう可能性がある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比40円安の2万2820円だった。
シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
22820 ( -40 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
22825 ( -35 )
( )は大阪取引所終値比
【好材料銘柄】
■日特建設 <1929>
エーエヌホールディングスがTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指す。TOB価格は1株780円で31日終値を20%上回る水準。
買い付け期間は9月3日から10月17日まで。
■ディア・ライフ <3245>
今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額。
■ルネサスエレクトロニクス <6723>
31日付の日本経済新聞電子版で報じられた米国の半導体企業買収について「事業の更なる成長に向けて本件について検討していますが、現時点で決まった事実はありません」とコメント。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
3(月)
4-6月期法人企業統計(8:50)
8月新車販売台数(14:00)
8月軽自動車新車販売台数(14:00)
黒田日銀総裁講演
《決算発表》
日本ハウスHD、伊藤園、ロックフィール、ティーライフ、エイケン工業、泉州電
【海外】
中国8月財新製造業PMI(10:45)
休場:米、カナダ(レーバーデー)、ベトナム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
