26日の日経平均は続伸。
米中協議の進展期待から買い先行で始まると、その後「中国と米国が26日に電話協議、第1段階巡る話し合い継続で合意」と伝わり、前場半ばには一時2万3608円06銭まで上げ幅を広げる局面もみられた。
しかし、その後は短期筋の買いに伴う反動から上げ幅を縮めると、香港行政長官が記者会見で強硬姿勢を崩さなかったことが伝わり、大引けにかけて上げ幅を縮めている。
ローソク足では陰線を形成しており、頭打ち感は強い。とは言え、きょう上昇はしても2万3500円に届かず足踏みする展開も十分想定されただけに、上を試す動きが見られた点には強さがうかがえる。失速しても下げに転じたわけではなく、米国株が落ち着いていれば、改めて2万3500円からその上を目指す展開が期待できるだろう。
明日27日の日経平均株価はもみ合い展開か。
米中関連ニュースに振られやすい展開だが、「日経平均、TOPIX(東証株価指数)ともに売りが出やすい水準に入ってきた」との声が聞かれ、手掛かり材料に欠くようだと上値が重くなる可能性があるだろう。
25日線(2万3110円、26日時点)がサポートになるかに注目しておきたい。
■テクニカル・ポイント(26日現在)
24628.11 ボリンジャー:+3σ(13週)
24432.48 ボリンジャー:+3σ(26週)
23903.25 ボリンジャー:+3σ(25日)
23897.70 ボリンジャー:+2σ(13週)
23638.93 ボリンジャー:+2σ(25日)
23549.59 ボリンジャー:+2σ(26週)
23520.01 新値三本足陽転値
23374.61 ボリンジャー:+1σ(25日)
23373.32 ★日経平均株価26日終値
23209.80 6日移動平均線
23167.39 均衡表転換線(日足)
23167.30 ボリンジャー:+1σ(13週)
23110.29 25日移動平均線
23032.98 均衡表基準線(日足)
22845.97 ボリンジャー:-1σ(25日)
22666.70 ボリンジャー:+1σ(26週)
22581.65 ボリンジャー:-2σ(25日)
22442.04 均衡表転換線(週足)
22436.89 13週移動平均線
22317.33 ボリンジャー:-3σ(25日)
21971.15 均衡表雲上限(日足)
21887.55 75日移動平均線
ローソク足は上ヒゲを伴う陰線を引いて上値での売り圧力の強さを窺わせたが8日付けた取引時間中の今年最高値を上回ったほか、下降していた5日線が上向きに転換。一目均衡表の転換線も下向きから上向きに転じたほか、基準線が横ばいから上向きに変わり、高値追いトレンドの継続を示唆している。
パラボリックが9営業日ぶりに買いサインを点灯したことも強材料。
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