休場明け23日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
22日は即位礼正殿の儀で祝日となり、当日の海外マーケット動向が気になるが、国内では23日の日電産 <6594> を皮切りに注目企業の4-9月期決算発表がスタートする。
株式市場を取り巻く思惑としては、引き続き世界景気の減速シナリオを警戒する動きと金融緩和や財政出動などの政策期待とが綱引きする形となっている。しかし、最近は景気減速への懸念もやや希薄化されている。
大手の半導体製造装置や半導体素材メーカーにとどまらず、もっと動きの軽い中小型株の物色人気へと火が燃え広がる形となっている。この間まで投資マインドがリスク回避ムードに凝り固まっていたという現実があるだけに、持たざるリスクが台頭するには相応のタイムラグが必要なはずだが、個人投資家のめざとい資金は反応もすこぶる早い。
当面の業績がどうかなどと考えてしまったら、最初の一歩が踏み出せないだろう。
市場では、決算悪に対する織り込みは進んでいるとの見方が大勢ながら、あくまでも業績実績および見通しを確認した上での投資行動が基本であり、決算を控えて様子見になる可能性があると言う。
■テクニカル・ポイント(21日現在)
23538.73 ボリンジャー:+3σ(13週)
23116.82 ボリンジャー:+3σ(26週)
22950.12 ボリンジャー:+3σ(25日)
22846.40 ボリンジャー:+2σ(13週)
22606.68 ボリンジャー:+2σ(25日)
22548.90 ★日経平均株価21日終値
22547.98 ボリンジャー:+2σ(26週)
22328.74 6日移動平均線
22263.24 ボリンジャー:+1σ(25日)
22207.21 新値三本足陰転値
22154.07 ボリンジャー:+1σ(13週)
21979.37 均衡表転換線(日足)
21979.15 ボリンジャー:+1σ(26週)
21962.93 均衡表基準線(日足)
21919.80 25日移動平均線
21698.33 均衡表雲上限(週足)
21576.36 ボリンジャー:-1σ(25日)
21461.74 13週移動平均線
21411.81 均衡表転換線(週足)
21410.32 26週移動平均線
21380.31 均衡表基準線(週足)
21373.83 75日移動平均線
先週末に続いて終値ベースの今年最高値を更新した。ただ、日中の値幅は先週末の高値と安値の範囲内に収まり、売り買いの拮抗状態が窺える。
一目均衡表では、転換線と基準線が横ばいとなって短期的なもみ合い局面入りを示唆。
ボリンジャーバンドでは、終値は+2σをわずかに下回る位置をキープし、引き続き強気の形状。東証1部の騰落レシオ(25日)は121.60%(先週末125.26%)に低下し、日柄調整で過熱感を少しずつ解消する流れとなっている。
目次
