もみ合い展開か。

14日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2600円-2万2800円。
強弱感が入り交じる中、指数はこう着感が強まりやすく、寄り付き以降は小動きを予想する。
日経平均株価は、前週末11日の上昇で、日足チャート上の2月5日安値(2万2659円)と6日の高値(2万2277円)との間に空いたマドを埋めた。
昨年末にもみ合いが続いた価格帯が接近したことで、戻り待ちの売りに押される場面がありそう。
ただ、25日線や200日線が角度を増して上昇しており、相場の上昇基調は一段と鮮明になっている。2万3000円前後に窓が空いているなど、ここから上は累計出来高が少ない水準である。このため、取引時間中の円安進行など好材料が出てくれば、先週末の流れを継続する形で積極的に買い上がっていく展開が期待できる。
 
現地13日、米ゼロックスが大株主と和解し、富士フイルム<4901>との買収合意を解消すると発表しており、富士フイルムの動向に注目が集まりそうだ。
 
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(前週末11日終値109円33-35銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所終値比25円安の2万2705円だった。
 
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
22705 ( -25 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
22715 ( -15 )
( )は大阪取引所終値比
 
 
【好材料銘柄】 
■ブレインパッド <3655>
今期経常を87%上方修正・6期ぶり最高益更新へ。
 
■資生堂 <4911>
1-3月期(1Q)経常は98%増益で着地。
 
■日本板硝子 <5202>
今期税引き前は8%増益、前期配当を6期ぶり20円で復配・今期は10円増配へ。
 
■グローバルグループ <6189>
今期経常を一転15%増益に上方修正。
 
■日本電子材料 <6855>
今期経常は97%増益へ。
 
■アプラスフィナンシャル <8589>
今期経常は93%増で6期ぶり最高益更新へ。
 
■ニチイ学館 <9792>
今期経常は2.9倍増益、8円増配へ。
 
■SECカーボン <5304> [東証2]
今期経常は7.3倍増で11期ぶり最高益更新へ。
 
■共同ピーアール <2436>
1-3月期(1Q)経常は4.1倍増益・上期計画を超過。
 
■ホロン <7748>
エー・アンド・デイ <7745> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指す。TOB価格は1株920円。
買い付け期間は5月14日から6月22日まで。
 
■レーサム <8890>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.99%にあたる45万株(金額で7億円)を上限に自社株買いを実施する。今期経常は42%増益、5円増配へ。
 
■クレオ <9698>
今期経常は29%増益、5円増配へ。
 
■アイリッジ <3917>
デジタルガレージ <4819> と資本業務提携。
デジタルマーケティングソリューション開発などで連携する。
資本面ではデジタルガレージを引受先とする94万株の第三者割当増資を実施する。
 
■ビープラッツ <4381>
今期経常は3.4倍増で2期連続最高益更新へ。
 
■ケアネット <2150>
1-3月期(1Q)経常は30%増益・上期計画を超過。
 
【主な経済指標・スケジュール】
14(月)
4月企業物価指数(8:30)
4月工作機械受注 (15:00)
《決算発表》
武田、大林組、菱地所、大正薬HD、浜ゴム、京都銀、ペプチド、リゾートトラス、コニカミノルタ、荏原、THK、いすゞ、第一興商、メディパル、ヤオコー、ふくおか、日清粉G、日産自、三井住友、グリコ、あおぞら
 
【海外】
米国が在イスラエル大使館をエルサレムに移転
《米決算発表》
アジレント・テクノロジー

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