8日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2600円
現地7日の米国株式の上昇を受け、堅調なスタートとなりそう。ただ、全体相場を押し上げる材料に乏しいことから、上値は限定的となるだろう。
また、トランプ大統領がイラン核合意についての米国の判断を8日(日本時間では9日)に発表するとツイートしたことで、ダウ平均は終盤に上げ幅を縮めており、方向感に乏しい展開が想定される。
決算発表の本格化で、業績動向に関心が向かいやすいなか、個別株物色が中心になろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(7日終値109円19-20銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比20円高の2万2470円だった。
【好材料銘柄】
■さが美グループホールディングス <8201>
ベルーナ <9997> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。
TOB価格は1株150円で7日終値を26%上回る水準。買い付け期間は5月8日から6月18日まで。
■東京建物 <8804>
1-3月期(1Q)経常は5.2倍増益で着地。
■ベネフィット・ワン <2412>
今期経常は20%増で8期連続最高益、9.5円増配へ。発行済み株式数の10.07%にあたる908万8000株の自社株を消却する。消却予定日は5月18日。また、19年3月期中を目標に東証2部から1部への指定申請を行う。
■川本産業 <3604>
非開示だった前期経常は4倍増益へ。
■フライトホールディングス <3753>
三井住友カードと包括加盟店契約。
三井住友カードの代行として加盟店契約を結び加盟店の管理を行うとともに、決済金額に応じた手数料を得る。
■マークラインズ <3901>
1-3月期(1Q)経常は41%増益で着地。
■IGポート <3791>
NTTぷららと資本業務提携。
スマートフォン用アニメ配信の共同事業の連携を強める。
資本面ではNTTぷららを引受先とする第三者割当による自己株式の処分を実施する。
■和井田製作所 <6158>
前期経常を32%上方修正、配当も3円増額。
■新日本建物 <8893>
今期経常は26%増益、前期配当を5円増額・今期も10円継続へ。
■エンバイオ・ホールディングス <6092>
前期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■メドピア <6095>
上期経常が8.8倍増益で着地・1-3月期も57倍増益。
【主な経済指標・スケジュール】
8(火)
3月家計調査(8:30)
10年国債入札
《決算発表》
DMG森精、ALSOK、三菱重、三菱商、丸紅、三井物、日触媒、マルハニチロ、コムシスHD、アサヒ、不二製油、ニチレイ、セーレン、協和キリン、ライオン、旭硝子、東海カ、島精機、住友重、ミネベアミツミ、横河電、ドンキホーテH、アシックス、PALTAC、カプコン、ユー・エス・エス、住友ゴム、GSユアサ、ヒロセ電、スクリン、住友商
【海外】
中国4月貿易収支
米3年国債入札
《米決算発表》
ウォルト・ディズニー・カンパニー、エレクトロニック・アーツ、ジェイコブズ・エンジニアリング・グループ、ガートナー、マイクロチップ・テクノロジー、CAテクノロジーズ、トリップアドバイザー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
