もみ合い商状か

明日15日の日経平均株価はもみ合い商状か。
本日日経平均は切り返しに転じたが2万600円台は上値も重く、売買代金をみても分かるように今一つ気勢の上がらない地合いとなっている。
トランプ米政権が対中制裁関税第4弾について一部品目の発動を12月に先送りすると発表、12月15日まで延期すると発表し、世界的な株高につながった。米中貿易摩擦への懸念がひとまず和らぎ、目先相場が落ち着きを取り戻す可能性があるだろう。
 
市場では「米中問題の大元は何ら変わっていない。決算も出尽くし、当面は様子見だろう」との声が聞かれた。夏季休暇入りで市場参加者も少なくなり、手掛かり材料難だと上値の重さが意識されやすいとの読みもある。
 
REIT市場の強さも特筆される。市場では「マイナス金利環境下にあってREITの平均利回りは3.7%前後と高い
東証REIT指数は連日の年初来高値更新となっているが、時価はリーマン・ショック前の2007年秋口依頼約12年ぶりの高値圏にある。 
 
 
■テクニカル・ポイント(14日現在)
 
21236.84  均衡表基準線(週足)
21223.48  均衡表雲下限(日足)
21172.24  13週移動平均線
20977.13  均衡表雲下限(週足)
20966.92  均衡表転換線(週足)
20966.92  均衡表基準線(日足)
20924.72  ボリンジャー:-1σ(26週)
20833.73  均衡表転換線(日足)
20822.02  ボリンジャー:-1σ(25日)
20793.80  ボリンジャー:-1σ(13週)
20720.29  新値三本足陽転値
 
20655.13  ★日経平均株価14日終値
 
20581.77  6日移動平均線
20495.22  ボリンジャー:-2σ(26週)
20415.37  ボリンジャー:-2σ(13週)
20372.26  ボリンジャー:-2σ(25日)
20065.72  ボリンジャー:-3σ(26週)
20036.93  ボリンジャー:-3σ(13週)
19922.50  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
 
ザラ場安値は上向きに転じた5日線で下げ止まって底堅さを確認。
一方で、25日線や75日線の下降を反映して上値は重かった。ローソク足は陰線を引いたが胴体部分は短く、売り買いの力関係が拮抗している様子が窺える。
ボリンジャーバンドでは、-2σと-1σの中間付近で引け、短期的な下値拡張局面の脱出を示唆した。
RSI(14日ベース)は28.52%(昨日27.94%)とほぼ横ばいで、引き続き「売られ過ぎ」が意識される水準にあるが、一目均衡表の転換線は下降を続けており、買い戻し圧力はまだ弱そうだ。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次