３日の東京株式市場は、もみ合いの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1500円－2万1800円。
２日の米国株式は、NYダウが３日、ナスダック総合指数が５日続伸して取引を終了したが、ドル円が再び108円を割り込んでおり、日本株への好影響は限定的となりそうだ。月次好調のファーストリテイリングがADRでも大幅高となっている。円高も苦にしない業態だけに、指数の下支え役になると見込まれるだろう。
堅調な地合いが続いているものの、手掛かり材料難から、きのう２日の東証１部の売買代金は４日ぶりに活況の目安とされる２兆円を割り込むなど、積極的な売買は限られているもようで、上値が重くなる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円は長期金利の低下を受けてドル安・円高に振れており、１ドル＝107円台の後半（２日終値は108円26－27銭）で推移している。ユーロ・円は、１ユーロ＝121円台の後半（同122円21－25銭）と円高方向にあり、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、２日の大阪取引所終値比25円安の2万1695円だった。
【好材料銘柄】
■ケイティケイ <3035>
9-5月期(3Q累計)経常は7％増益・通期計画を超過。
■エンビプロ・ホールディングス <5698>
プラスチックごみ問題に対応する亜臨界融合技術・装置を導入した新工場を開設。プラスチック使用量を大幅に削減し、廃棄物を活用したプラスチック製品を製造する。
■プロパスト <3236>
東京都中央区新川の販売用不動産を売却。
■ジャストプランニング <4287>
子会社プットメニューらが兵庫県の浜坂温泉郷で、観光客がどこにいても地域の特産品などがキャッシュレスで購入できる「おみやげ天国」を展開する。
■ピーエイ <4766>
ベトナム新規航空会社バンブーエアウェイズと機内誌「Look」の広告販売代理店契約を締結。
■ファーストリテイリング <9983>
6月国内ユニクロ既存店売上高は前年同月比27.3％増と3ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
■ＵＴグループ <2146>
ベトナムの大手建設輸出入企業VINACONEX社と人材サービス提供事業で提携。
■エービーシー・マート <2670>
6月既存店売上高は前年同月比5.5％増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
■ピクスタ <3416>
デジタル素材のマーケットプレイス「PIXTA」の登録クリエイター会員が30万人を突破。
■ジェイ・エス・ビー <3480>
東証が3日付で貸借銘柄に選定。株式流動性の向上による売買活性化が期待される。
■チェンジ <3962>
離職率低下のためのビッグデータ解析サービスの提供を開始。
■ニーズウェル <3992>
コムネットシステムを販売代理店に加え、情報セキュリティソリューション「NW Security Police」シリーズを販売を進める。
■富士フイルムホールディングス <4901>
細胞培養に必要な培地の生産能力を増強。欧州拠点に約30億円を投じ新工場を建設する。21年に稼働開始する予定。
■キュービーネットホールディングス <6571>
6月既存店売上高は前年同月比9.6％増と増収基調が続いた。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
3（水）
《決算発表》
トライステージ、エスプール、アスクル、サムティ、ＴＳＩホールディングス、マルカ、三光合成、ニトリＨＤ
【海外】
米6月ADP全米雇用リポート（21:15）
米5月貿易収支（21:30）
米6月ISM非製造業指数（23:00）
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
