14日の東京株式市場は、もみ合いの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1600円-2万2000円。
NYダウ平均のさえない動きが続いている点は警戒材料。ただ、欧州株やナスダックが上昇しており弱気一辺倒ではないこと、日本株はきのう大きく下げていることなどを鑑みると、一段と売り込むような流れにもなりづらいだろう。
昨日13日に大幅安を演じた反動で、買戻しや押し目を拾う動きが期待される。
ただ、寄り前には7-9月期のGDP、11時には中国の経済指標の発表があり、特に中国指標に関しては神経質な反応を示す可能性がある。全体としては方向感に乏しい地合いが続くだろう
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の後半(13日終値は114円06-07銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円17-21銭)と円安方向にある。対ドルで円高方向に進む動きがみられるようであれば、売り圧力が強まることも懸念される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比10円高の2万1770円だった。
【好材料銘柄】
■サイボウズ <4776>
1-9月期(3Q累計)経常は43%増益・通期計画を超過。
■OSJBホールディングス <5912>
上期経常が2.1倍増益で着地・7-9月期も2.5倍増益。
■ソディック <6143>
今期経常を25%上方修正・13期ぶり最高益更新へ。
■LITALICO <6187>
上期経常が76%増益で着地・7-9月期も90%増益。
■マーキュリアインベストメント <7190>
1-9月期(3Q累計)経常が4%増益で着地・7-9月期も53%増益。
■東京精密 <7729>
今期経常を8%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。
■アイスタディ <2345>
1-9月期(3Q累計)経常が49倍増益で着地・7-9月期も89%増益。
■日本和装ホールディングス <2499>
今期最終を14%上方修正。
■ユニバンス <7254>
今期経常を29%上方修正、配当も2円増額。
■シンクレイヤ <1724>
今期経常を2.1倍上方修正。
■KeyHolder <4712>
芸能プロダクションのAKS社とアイドルグループ「SKE48」事業の承継で基本合意。
来年1月から「SKE48」の運営・管理事業を開始する。
■極東産機 <6233>
今期経常は15%増で6期ぶり最高益更新へ。
■クレステック <7812>
7-9月期(1Q)経常は55%増益で着地。
■JMC <5704>
1-9月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
■MRT <6034>
上期税引き前は2.5倍増益・通期計画を超過。
■リンクバル <6046>
東証本則市場への市場変更申請に向けた準備を開始。
■ウェルビー <6556>
上期経常は53%増益で上振れ着地。
■CRGホールディングス <7041>
今期経常は37%増で5期連続最高益更新へ。
■ファイバーゲート <9450>
7-9月期(1Q)経常は2.9億円で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
14(水)
7-9月期GDP(8:50)
9月第3次産業活動指数(13:30)
《決算発表》
日本郵政、みずほ、大塚HD、T&DHD、三井住友、電通、DIC、ADEKA、東映、あいHD、すかいHD、オープンハウス、応化工、沢井製薬、日ペイントH、昭和シェル、出光興産、東海カ、アマダHD、かんぽ、ゆうちょ、PKSHA、あおぞら、三住トラスト、第一生命、RIZAP
【海外】
中国10月鉱工業生産(11:00)
中国10月小売売上高(11:00)
中国10月固定資産投資(11:00)
米10月消費者物価(22:30)
《米決算発表》
メイシーズ、ネットアップ、シスコシステムズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
