もみあい展開か。

今週は堅調となった。
日経平均は2万500円を割り込み、2万200円台まで下げる場面もあった。
しかし、パウエルFRB議長の発言を受けて米国の利下げ期待が高まり、4日の米国市場でダウ平均が500ドル超上昇したことから、下げ止まりへの期待が高まった。
日経平均は円高に上値を抑えられはしたものの、その後も米国株の強い動きが続いたことから、週後半にかけては戻り基調を強めた。
日経平均は週間では283円の上昇となり、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
 
さて、来週はもみあい展開か。
米国の利下げを意識して米国株に強い動きが見られたことはポジティブな材料で、翌週(18~19日)のFOMCを前に株高期待は高まりやすい。
一方、米国と中国およびメキシコの貿易摩擦は警戒材料で、国内も景気悪化が警戒される中、楽観一辺倒となる展開も期待しづらい。
期待と警戒が交錯しながらの一進一退が続くと予想する。

メジャーSQ週となるが、FOMCを先に控えて薄商いは継続する可能性が高く、投資家不在の中先物主導で指数が大きく振れる可能性がある点には、一定の警戒を払っておきたい。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(7日現在)
 
21451.52  75日移動平均線
21434.23  13週移動平均線
21395.75  均衡表雲下限(日足)
21326.28  均衡表転換線(週足)
21312.17  均衡表基準線(日足)
21146.49  25日移動平均線
21088.12  26週移動平均線
20954.50  ボリンジャー:-1σ(13週)
20942.53  新値三本足陽転値
 
20884.71  ★日経平均株価7日終値
 
20823.69  均衡表基準線(週足)
20793.67  均衡表転換線(日足)
20744.24  ボリンジャー:-1σ(25日)
20642.58  6日移動平均線
20474.77  ボリンジャー:-2σ(13週)
20432.01  ボリンジャー:-1σ(26週)
20342.00  ボリンジャー:-2σ(25日)
19995.04  ボリンジャー:-3σ(13週)
19939.75  ボリンジャー:-3σ(25日)
19775.90  ボリンジャー:-2σ(26週)
 
 
ローソク足は3日連続で陽線を引き、5月23日をピークに下降していた5日移動平均線が約2週間ぶりに上向きに転じて短期上昇トレンド入りを示した。
日足のボリンジャーバンドでは、日々線が3日連続で-1σを上回って終了。3日ザラ場の-2σ割れをボトムとする反転トレンドが形成されつつあり、来週は中心線回復が焦点となろう。
また、日足の一目均衡表では、遅行線が株価との下方乖離幅を縮小しているほか、転換線の上向き転換への公算も高まってきている。
 

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