もちあい弱含みの推移

 
 
日経平均は終日さえない展開だった。
寄り付き直後が高値で、後場に入って安値をつけた。ただ、安値は2万1550円までで、2万1500円は割り込まなかった。
終値(2万1596円)は5日線(2万1626円、6日時点)を下回ったが、大きく離れたわけではなく、上昇トレンドが崩れたというほどではない。
米国株は週末に雇用統計を控えているため、今週いっぱいは上値が重い可能性があり
 
明日(7日)の東京株式市場は、最近の米株式相場の軟調推移などを背景に、短期的な投資家心理が後退していることから日経平均株価は、もちあい弱含みの推移となりそうだ。
 
節目の2万1500円を意識した動きが見られるかが焦点となる。ここを明確に割り込んでしまうと押しが深くなる可能性があるが、この辺りで反転してくれば、程よく短期調整が入った格好となり、改めて上を試す展開が期待できると考える。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
 
22339.45  ボリンジャー:+3σ(25日)
22125.67  均衡表雲上限(週足)
22102.34  均衡表雲下限(週足)
22037.16  200日移動平均線
21968.46  ボリンジャー:+2σ(13週)
21951.99  ボリンジャー:+2σ(25日)
21698.33  均衡表基準線(週足)
21642.10  26週移動平均線
21614.92  6日移動平均線
21604.53  均衡表転換線(日足)
 
21596.81  ★日経平均株価6日終値
 
21564.54  ボリンジャー:+1σ(25日)
21385.16   新値三本足陰転値
21352.09  ボリンジャー:+1σ(13週)
21177.08  25日移動平均線
21106.49  75日移動平均線
21087.85  均衡表基準線(日足)
20890.60  均衡表転換線(週足)
20823.69  均衡表雲上限(日足)
20789.62  ボリンジャー:-1σ(25日)
20735.71  13週移動平均線
20452.96  ボリンジャー:-1σ(26週)
20436.75  均衡表雲下限(日足)
20402.17  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
 
終値は5日線を4日ぶりに下回ったほか、4日のローソク足が十字線に近い形となっているため、短期的な調整局面入りのリスクが意識されるところである。
 
一目均衡表では、日々線が転換線を下回って大引けを向かえ、上値追い局面の休止を示唆。ザラ場で+2σに接近した4日をピークとする調整局面入りの懸念を払拭するには、7日以降の+1σ上への復帰が必要となろう。また、7日も+1σを下回って引けると、調整の長期化リスクが増す点に注意したい。
 

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