まだ残る、豪ドル円の下値警戒感。

[概況]

本日、豪中銀が利下げを発表した。
引き下げ幅は0.25%で、豪政策金利は過去最低の1.25%となる。
 
ところが、これを受けた豪ドル円に目立った下落は見られず、発表後はむしろ買戻しが優勢となる場面があった。
この理由は、利下げが事前に織り込まれていたことに加え、声明が予想されていたほど緩和姿勢を示さなかったからだろう。
本日の豪ドル円の値動きは序盤こそ安値75.040円まで下落したが、中盤以降は上記の理由により買戻しが優勢で、現在は75.40円近辺まで水準を回復している。
 
とはいえ、豪ドル円の日足チャートを見ると、心理的な節目である75.00円を試しに来ており、地合いの弱さが否めない。
そのため、下落への警戒は安易に緩めるべきではないと考える。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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