まだ好転せずか

[概況]

17日の東京外国為替市場は、円売りの動きが一時加速する場面がった。理由に挙げられるのは、早朝にトランプ米大統領が経済の段階的な再開についての指針を公表したことで、これにより為替市場はリスク回避姿勢を後退させたというわけか。米ドル円の動きをみると、スタートから20銭近く上に窓を開けるなど、取引開始直後から堅調だった。
 
しかし、本日の高値108.090円以降は売りが優勢で、その後は107円台半ばまで弱含んだ。欧州時間に入った現在は107.80円近辺を推移している。米ドル円の買いが続かなかった理由は、発表された中国の第1四半期のGDPが予想を下回ったからか(結果:-6.8 予想:-6.0%)。
 
さて、この後の為替市場は、新型コロナ感染者の世界の死者数の推移が依然として増加傾向を続けていることから、現状の推移が好転するといった希望は薄そうだ。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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