[概況]
3日東京時間の外国為替市場は、じりじりと水準を下げる展開となっている。
米ドル円はじりじりと水準を下げ一時109.395円まで価格を切り下げたほか、クロス円通貨ペアではユーロ円が一時131.125円まで軟化する展開となっている。
この値動きについて一部の市場関係者からは、早朝、連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明が公表となり、米ドル円は一時110円台へと上昇する場面があった。
しかし、その後は米国株式市場にて主要な指数が続落するなど、相対的にリスク動向が悪化したことを背景に円を買う動きが出たことや、大台到達による達成感などからポジション調整が入ったことも一因のようだとの声が聞かれている。
この後の時間では、21:30に米新規失業保険申請件数(予想:22.5万件 前回:20.9万件)や23:00に3月米耐久財受注【確報値】(予想:1.4% 前回:1.2%)などの発表が予定されているものの、明日は4月米雇用統計の発表が控えていることから、予想値と大幅なかい離がない限り、指標への反応は一時的となりそうかとの指摘もあった。
[提供:カネツFX証券株式会社]
