このあとはベンズ米副大統領の対中政策についての講演が予定

[概況]

24日、東京外国為替市場の米ドル円は108円台後半付近でやや上値が重い展開となった。
一方、クロス円では英ポンド円が140円台前半付近で推移。欧州連合(EU)加盟国はブリュセルで大使級の会合を開き、英国の脱期限延についての是非が協議された。
離脱期限の延期については受け入れる方向で一致したが、延期を認める期限については持ち越しとなったようだ。ひとまず離脱期限の延期が受理されるとの思惑などから、合意なき離脱に対する警戒感がやや後退しているようだ。

現在、欧州時間に入り米ドル円は108.700円付近、英ポンド円は140.11円付近で推移している。このあとは、ベンズ米副大統領がワシントンのシンクタンク、ウェルソンセンターで対中政策についての演説が予定されている。

昨年、2018年10月におこなわれた同副大統領の演説では中国を公然と批判し、両国の対立をより鮮明にさせるきっかけつくった。そうした前例があることからも講演の内容には注意をしておきたい。

テクニカル的には米ドル円は下値付近に位置する5日移動平均線(108.576円)や一目均衡表の転換線(108.493円)などがサポートとして意識される可能性も考えられそうか。
一方で、英ポンド円では5日移動平均線(140.26円)付近で推移していることから、同水準を維持できるか注目したい。

[提供:カネツFX証券株式会社]
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次