週明けの日経平均が小幅続伸。
終値は前週末比17円高の2万2217円だった。前週末の米国市場はイースター祭のため休場。他の海外市場も休場が多く手掛かり材料の見当たらない1日となってしまった。
日経平均は前週末終値を挟んで上方に80円、下方に100円と上下したが、基本的には前週末終値前後で大半もみ合う変化のない取引となった。
明日(23日)の東京株式市場は、引き続き手掛かり材料難のなかで売り買いともに手控えられ、変動値幅の小さいこう着状態となりそうだ。
今週末27日からの10連休を前にして、新たにポジションを積み増す動きは限定的となりそうだ。
今日は建設や小売、不動産などが強かったが、これらは政策期待が高まる局面で選好される傾向があり、自民党が大阪および沖縄の衆院補欠選挙で敗北したことが刺激材料となった可能性がある。
ただし、内需に資金が向かうことで外需売りの流れが強まる場合には、構成銘柄の関係上、指数の上昇ペースは鈍くなる可能性がある。外需は小休止でその間に内需が見直されるという展開が理想的で、外需が大きく崩れることなく推移できるかに注目したい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
22783.46 ボリンジャー:+2σ(26週)
22756.63 ボリンジャー:+3σ(25日)
22710.00 均衡表雲上限(週足)
22490.71 ボリンジャー:+2σ(13週)
22406.85 ボリンジャー:+2σ(25日)
22397.78 均衡表雲下限(週足)
22217.90 ★日経平均株価22日終値
22196.22 6日移動平均線
22057.08 ボリンジャー:+1σ(25日)
22030.65 ボリンジャー:+1σ(26週)
21958.43 均衡表転換線(日足)
21955.22 ボリンジャー:+1σ(13週)
21880.52 200日移動平均線
21870.56 新値三本足陰転値
21707.30 25日移動平均線
21628.38 均衡表基準線(日足)
21628.38 均衡表転換線(週足)
21419.73 13週移動平均線
21357.52 ボリンジャー:-1σ(25日)
21277.85 26週移動平均線
21228.02 均衡表雲上限(日足)
21182.43 75日移動平均線
ローソク足は寄り値と引け値が接近して上下にひげを伴う十字線に似た形状となり、もち合い相場から上下いずれかの方向への離脱接近を示唆している。
一目均衡表では、基準線と転換線がともに横ばいを継続し、日経平均の方向感は定まらなかった。ボリンジャーバンド(25日ベース)では、ともに上昇中の+1σと+2σで形成するレンジのほぼ中間で取引を終えた。
17日をピークとする調整トレンドにあり、明日以降に終値ベースで+1σを下回って株価の下落圧力が増すリスクが出てきた。
【自社株買い】
(22日大引け後 発表分)
■カネ美食品 <2669>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.82%にあたる18万株(金額で5億3820万円)を上限に、4月23日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■大宝運輸 <9040>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.7%にあたる5400株(金額で1755万円)を上限に、4月23日朝の名証の自己株式立会外買付取引「N-NET3」で自社株買いを実施する。
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