あす(25日)の東京株式市場は、模様眺めムードが強まりそうだ。

 
あす(25日)の東京株式市場は、模様眺めムードが強まりそうだ。
 
現地25日にジャクソンホール会議で予定されているイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前にして、その内容を見極めたいとして、見送り姿勢が強まりそうだ
東京市場で内容を消化するのは来週となる。そのため、今晩の欧米株市場の動向が、あすの日本株のセンチメントを大きく左右することになろう。
 
北朝鮮リスクや円高への警戒も意識されそう。市場では「東証1部の出来高や売買代金は盛り上がりに欠けるものの、中小型株のなかには堅調な動きを示す銘柄もあり、個別銘柄への物色が続くとみられる」との声が聞かれた。
 
テクニカル面では200日線(1万9285円、24日時点)が注目点。ここを割ってしまうと強いサポートとなりそうな水準がしばらく見当たらない。逆にしっかり反転すれば、長期の節目が支えとなり、その先の上昇をサポートする展開も期待できる。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
 
20032.75  均衡表雲上限(日足)
19916.44  13週移動平均線
19910.23  75日移動平均線
19883.92  均衡表雲下限(日足)
19820.64  25日移動平均線
19809.26  均衡表転換線(週足)
19764.16  均衡表基準線(日足)
19673.56  ボリンジャー:-1σ(13週)
19588.02  均衡表転換線(日足)
19580.99  26週移動平均線
19567.50  ボリンジャー:-1σ(25日)
19470.41  新値三本足陽転値
19456.40  6日移動平均線
19430.68  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
19353.77  ★日経平均株価24日終値
 
19314.37  ボリンジャー:-2σ(25日)
19285.85  200日移動平均線
19271.40  均衡表基準線(週足)
19187.80  ボリンジャー:-3σ(13週)
19085.60  ボリンジャー:-1σ(26週)
19061.23  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
ボリンジャーバンドでは-1σと-2σとのレンジ内での推移だが、バンドが拡大傾向で切り下がりをみせており、-2σの下げに沿った格好での調整をみせている。
 
一目均衡表では転換線に上値を抑えられている。足元では1万9350-1万9550円辺りでのもち合いをみせているが、1万9350円処を下回ってくるようだと、雲からより下放れる形状になりやすく、調整が長期化する可能性が警戒されている。
 
週間形状では基準線での攻防であり、これを下回ると、節目の1万9000円や雲上限が意識されてくる。この水準からのリバウンドを見せてこないと、来週にも遅行スパンは下方シグナルを発生させてくる。

 
■8月第3週の投資部門別売買動向=外国人、現物先物合計は直近5週で1.7兆円売り越し
 
8月第3週(8月21-25日)の投資部門別売買動向によると、現物株は外国人投資家が4週連続売り越し、個人は2週連続買い越し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の動きを示すともされる信託銀行は2週連続で買い越した。
 
自己・個人・外国人・信託の4主体を現物と先物で合計したより純粋な投資家動向は外国人が5週連続の売り越し、個人は2週連続買い越し、信託銀行は2週連続で買い越し。外国人は現物と先物合計で2週連続5000億円以上売り越しており、この5週では約1兆7000億円売り越している。
 
 
【株式分割】
(24日大引け後 発表分)
 
■山田コンサル <4792>
9月30日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。
 
■エラン <6099>
9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 

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