〔米株式〕ダウ3日続伸、484ドル高=初の4万9000ドル台
6日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、終値は前日比484ドル90セント高の4万9462ドル08セントと、連日で最高値を更新した。
ディフェンシブ株のほか、アマゾン・ドット・コムなど人工知能(AI)関連銘柄の一角も物色された。
ベネズエラは原油の他にも金や鉱物などの資源が豊富なことで知られる。
この日は前日大幅上昇した石油大手は反落したが、鉱物を扱う化学品メーカーなどの株が買われた。米国の消費が今年回復するとの見方から、小売りや外食の銘柄にも買いが入った。
市場ではベネズエラ産原油の供給により需給が緩む可能性が意識され、原油価格が下落。日系証券関係者からは「インフレ緩和につながり、米景気を下支えする」との声が聞かれた。
AI関連銘柄への選別物色も活発で、ダウ平均の構成銘柄ではアマゾンが3%あまり上昇した。6日から始まった世界最大のテクノロジー見本市「CES」で生成AIを使った音声アシスタント「アレクサプラス」のウエブサイト版などを発表したことが好感された。
エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は5日、CESに先駆けて次世代AI半導体「ルービン」の量産を始めたことや、中国向けAI半導体需要が強いことなどを明らかにした。
AI関連需要が収益の追い風になるとして、ダウ平均の構成銘柄ではないが半導体メモリーのマイクロン・テクノロジーやハードディスクドライブ(HDD)のウエスタンデジタル、半導体製造装置のラムリサーチなどが買われた。主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.7%高だった。
ダウ平均の構成銘柄ではアムジェンやユナイテッドヘルス・グループ、セールスフォースの上げが目立った。IBMやシャーウィン・ウィリアムズなども高かった。一方、ベネズエラでの石油事業拡大の思惑で、前日に大幅高となったシェブロンが反落した。エヌビディアは高く始まったものの、下落して引けた。
ナスダック総合株価指数は続伸し、終値は前日比151.351ポイント高の2万3547.173だった。データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが買われた。半面、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やテスラが下落した。
〔ロンドン株6日 続伸〕
6日の英FTSE100種総合株価指数は3日続伸し、前日比118.16ポイント高の1万0122.73と連日で最高値を更新した。年初以降、株価が世界的に上昇している流れを受け、投資家心理が上向いた。
6日の米国株相場が上昇して始まったことも支えに、FTSE100種指数は取引終了にかけて上げ幅を広げた。
商品市場では、銅の国際指標となるロンドン金属取引所(LME)の銅3カ月先物が6日に一時1トン1万3300ドル台へ上昇し、最高値を連日で更新した。同日は白金も大幅高となっている。ベネズエラ情勢への警戒感から、安全資産とされる金に買いが入りやすい。銅や銀、白金といった産業用の需要が見込まれる金属は、需給が逼迫した状況が続くとの観測が相場を押し上げている。
FTSEの構成銘柄では、産金大手フレスニロが5.21%高、2026年1月期の収益見通しを引き上げた衣料小売り大手ネクストが4.97%高、製薬大手アストラゼネカが4.89%高と大きく買われた。
一方、小売り大手JDスポーツ・ファッションは4.39%安、住宅大手バラット・デベロップメンツは2.77%安、投資持ち株会社パーシングスクエア・ホールディングスは2.51%安となった。
〔ドイツ株6日 続伸、最高値更新〕
6日のドイツ株価指数(DAX)は小幅ながら6日続伸した。終値は前日比23.51ポイント高の2万4892.20と、前日に続き最高値を更新した。
前日の米国株高に続き、6日のアジア市場でも主要な株式相場が上昇したのを受け、欧州でも株式に買いが優勢となった。
ただ、利益確定などの売りも出やすく、指数の上値は重かった。
個別では、商用車大手ダイムラー・トラックが5.74%高、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズが4.80%高、分子診断大手キアゲンが2.87%高と相場をけん引。
半面、スポーツ用品大手アディダスは3.62%安、ハノーバー再保険は2.57%安、業務用ソフトウエア大手SAPは2.01%安で取引を終えた
欧州株式市場でフランスの株価指数CAC40は3日続伸し、前日比0.31%高の8237.43と10月下旬以来、約2カ月半ぶりの高値で終えた。
