【寄り付きの概況】
28日10時現在の東京株式市場は売り先行、前日比94.26円安の1万9985.38円で推移している。
外国為替市場で円相場が強含み、投資家心理の重荷になっている。
円相場が一時1ドル=110円台に上昇し、輸出採算の悪化懸念から自動車株の一角に売りが出た。
東証1部の値上がり銘柄数は692、値下がりは1137、変わらずは185と、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大幅に上回っている。
業種別では33業種中10業種が値上がり。1位は鉱業で、以下、石油・石炭、食料、精密機器と続く。値下がり上位にはパルプ・紙、その他製品、空運が並んでいる。
日経平均マイナス寄与度は41.06円の押し下げで東エレクがトップ。以下、ソフトバンクが13.92円、信越化が6.08円と続く。 プラス寄与度トップは日立建機4.37円。次いでKDDIが3.42円、JTが2.47円と続いている。
個別では、任天堂、日産自や富士通、ソフトバンクが安く、東エレクが6%を超える下落となっている。
半面、三井住友トラやJXTGが買われ、ファナック、セイコー、オムロン、キヤノンが買われている。
