[概況]
今週の外国為替市場は、米ドル円が大きく上下する可能性が高い。なぜなら、今週は米GDPや米雇用統計といった注目度の高い経済指標が目白押しだからだ。そのなかで特に注目なのが、日本時間31日の未明に発表されるFOMCだろう。
事前予想では0.25%の利下げ予想が大勢だが、FOMC参加者内では利下げに反対する意見もあり、結果は注目が集まっている。仮に利下げが見送られた場合は、米ドル円は上昇する可能性が高い。さて、今週はFOMCの他に英EU離脱問題にも注目したい。現状は10月中の離脱が難しくなったジョンソン英首相が、12月に総選挙の実施を模索しているとのことだ。
しかし、英国は首相に解散権がなく議会の承認が必要であるため、まだ事態は流動的と言ってよさそうだ。
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