[概況]
今週の外国為替市場における米ドル円は米中貿易摩擦の激化が懸念されそうか。先週末、米政権は米証券取引所に上場する中国株の廃止を検討しているとの内容が報道された。こうした内容を受け、10月10日から予定されている米中の閣僚級でおこなわれる通商協議でも進展期待は薄そうだ。
一方、今週に発表が予定されている主な米経済指標では、週末の米雇用統計に注目が集まりそうだ。なかでも9月非農業部門雇用者数(予想:16.2万人 前回:13.0万人)や9月平均賃金 (予想:前年比3.2% 前回:前年比3.2%)などの結果は米ドル円の値動きに大きく影響しそうだ。
その他、10月1日に9月米ISM 製造業 PMI(予想:50.1 前回:49.1)、2日に9月米ADP民間部門雇用者数(予想:14.0万人 前回:19.5万人)、3日に9月米ISM非製造業総合指数(予想:55.0 前回:56.4)などが予定されている。
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