【今週の為替市場】再び報復合戦か、米中の貿易問題。

[概況]
 
今週の米ドル円は、下落基調が継続すると予想する。まず、先週の動きだが、米ドル円はFOMCが予想されたほど利下げ色を強めなかったことで、109.330円まで上昇。
 
しかし、米国が新たな対中関税の発動を表明したことでムードが一転。為替市場はリスク回避の流れが強まり、米ドル円は106.495円まで反落してしまう。
 
さて、今週の外国為替市場は、このリスク回避姿勢が継続すると思われ、米ドル円も下値を試す展開ではないだろうか。なぜなら、米国の追加関税に対し、中国側も追加関税やレアアースの対米輸出規制といった報復策を講じてくる可能性が高く、米中貿易対立の激化が懸念されるからだ。
下値の目処としては、1/3安値106.175円を想定したい。同水準を下回ってしまうと、次は心理的な節目である105.00円が意識されそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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