【今週の為替市場】下落一服、次は米雇用統計。

[概況]
 
今週の外国為替市場は、週末の米雇用統計に注目だ。まず、先週は米中貿易対立に振り回される一週間だった。米ドル円の値動きを見ると、週はじめは中国が米国へ報復関税策を表明したことが嫌気され、104円台半ばまで下落。
 
しかし、週後半に米中が9月に協議再開で調整との報道が伝わると買戻しが活発となり、水準を106円の半ばまで回復させた。この流れから、今週は米中対立による売りは一服し、106.00円が下値支持線となる展開を予想する。
 
さて、週末の米雇用統計だが、予想を下回った場合の米ドル円の動きには注意が必要だ。なぜなら、出てくる数字によってはFRBの0.50%という大幅利下げ観測が高まり為替市場を大きく動揺させる可能性があるからだ。その場合、米ドル円は再び104円台を試しそうだ。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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