[概況]
今週の外国為替市場は、米ドル円の上値に注目したい。まず先週の動きだが、週の序盤から米中貿易協議の不透明感を背景に弱含む展開で、安値を108.240円とした。
しかし、安値近辺では買戻しも入り、先週末の終値は108.375円と底堅い印象を残す形で取引を終了。
さて、今週の米ドル円は株式市場のリスク選考姿勢が波及し、上値を伸ばしてくると予想する。というのも、NYダウが史上初めて28,000ドルを突破するなど、米国の株式市場がここへ来て活況を呈しているからだ。というわけで、米ドル円の上値を想定すると、まず200日移動平均線が位置する109.00円。同水準を上値けることができれば、11/7高値109.500円が視野に入りそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
