【今週の展望】米経済指標の動向や米中関係に注意か

[概況]

今週の外国為替市場において、米ドル円は新型コロナウイルスの感染が米国内で広がるなか、米経済指標の結果や米中関係の動向に注意したい。先週末、発表された7月米中古住宅販売戸数(予想:538万件 結果:586万件)などが市場の予想を上回ったことで米ドル円は105円台後半付近まで水準を回復している。
 
今週の主な米経済委指標としては、7月米新築住宅販売戸数(予想:75.0万件 前回:77.6万件)や7月米耐久財受注(予想:3.3% 前回:7.6%)、第2四半期米GDP【改定】(予想:-32.5% 前回:-32.9%)、米新規失業保険申請件数(予想:92.5万件 前回:110.6万件)、7月米PCEコアデフレーター(予想:1.2% 前回:0.9%)などの発表が予定されている。また、27-28日に開催されるカンザスシティ地区連銀主催の年次経済シンポジウムにおいて、パウエル米FRB議長は金融政策に関する講演を27日に予定しており注目か。
 
そのほか、米中関係に関しては、トランプ米大統領が動画アプリTikTok(ティックトック)や親会社である北京字節跳動科技(バイトダンス)との取引を禁止する大統領令に署名した問題に対して、TikTokは24日に米政権を起訴する方針であることを明らかにしており米中関係の悪化が懸念されそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

株ちゃんofficial xはこちら!
目次