【今週の展望】各国の中銀会合を終え、米ドル円は動意付くか

[概況]

 
今週の外国為替市場において、米ドル円は日米長期金利の動向を窺いながら値動きとなりそうか。先週末、日銀は金融政策決定会合において、長期金利の容認変動幅をゼロからプラスマイナス0.25%に変更し、小幅だが金利上昇を容易にする姿勢を示した。日銀の発表を受け米ドル円は一時、円高の流れとなった。
 
一方、米連邦準備理事会(FRB)はパンデミック対応として導入していた米大手銀行向けの自己資本規制である補完的レバレッジ比率(SLR)に関する緩和措置を延期せず、期限の3月末で終了することを発表した。FRBの発表を受け米長期金利は上昇し、米ドル円は反発する展開となった。特例措置であるSLRが終了することで、米銀の国債購入の減少や売却などにより、米長期金利は更に上昇する可能性も考えられる。米ドル円は引き続き日米長期金利差の動向を手掛かりとした値動きとなりそうか。
 

[提供:AIゴールド証券株式会社]

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