[概況]
今週の外国為替市場では、米ドル円はクリスマス休暇前のポジション調整などにより、多少の反発は期待ができそうか。先週末の報道では18日、トランプ米大統領が政府機関の閉鎖を回避するため、議会上下院で可決した20日までの連邦政府支出を賄うつなぎ予算に署名し、同予算が成立したことなどが報じられている。2日間分の予算延期に続き、米議会の与野党は9000億ドル規模の追加経済対策で大筋合意との報道も伝わっており、米経済の下支えなどが期待されそうだ。
また、先週のFOMCにおいて、FRBは慎重な姿勢で、金融緩和策の長期化などを示しており、積極的な米ドル買いとは成り難いものの、反発の可能性は考えられそうだ。一方、クロス円では、英ポンド円が引き続き神経質な値動きとなりそうか。英国とEUの通商交渉が難航していることや、新型コロナウイルスの変異種が広がっているとし、首都ロンドンやイングランド南東部で事実上のロックダウンを再導入することとなった。これらの内容を受け、目先は英ポンド円の上値は重そうか。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
