[概況]
今週の外国為替市場において、米国や中国などで新型コロナウイルス感染拡大の第2波が懸念されるなかリスク回避的な円買いには注意か。先週、新型コロナウイルスについて、米国内の一部の州で感染者の拡大や、中国北京の農産物卸売市場で50名を超える感染者が見つかったことなどが報じられており注意したい。
そのほか、予定されているイベントなどでは、15日に日銀の金融政策決定会合や、16日から2日間パウエル米FRB議長の半期議会証言などには注目か。先週、米連邦公開市場委員会(FOMC)において、イールドカーブ・コントロール(YCC)について、議論されたことなどが明らかとなっていることから、同議会の答弁中YCCについての質問などで、年内導入の見通しなどが強まれば米ドル売りの反応も考えられる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
